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当番制の電話転送の悩みを転送録が解決!

固定電話を社員のスマホに転送して休日対応|
当番制の電話転送の悩みを転送録が解決!

公開日:2024/03/19   更新日:2024/04/17
固定電話を社員のスマホに転送して休日対応

休日の電話当番に関する課題

休日や夜間など、営業時間外の電話対応は様々な業種で課題になっています。
緊急性が高い業務や、設備管理やITシステムなど顧客への即時対応が必要なサービスを提供する業界では、休日でも電話当番を設定し、顧客と連絡を取れるようにしておく必要があります。

特に、顧客対応の品質を担保しながら、組織の運営効率を上げるという点に課題を感じ、以下のようなソリューションを検討される方が増えています。

  • 電話転送(固定電話の着信をスマホに転送)
  • IVR(自動音声応答)の導入
  • コールセンターの契約

今回は転送録に問合せを多くいただく「電話転送(固定電話の着信をスマホに転送)」に焦点をあて、解決法をご紹介します。


固定電話の着信を社員のスマホに転送して休日対応

問合せ用の固定電話にかかってきた電話を、休日や営業時間外のみ社員のスマートフォンや携帯電話に転送したいというニーズは高く、以下のような業種で電話転送が活用されています。

休日の電話転送が必要とされる業種の例

これらの業界では、休日でも顧客からの連絡に迅速に対応することが業務の継続性や顧客満足度の向上に直結するため、電話転送システムが重要な役割を果たします。

業種 電話転送の活用例
ITサポート・セキュリティサービス システム障害やセキュリティ問題は予測不可能であり、迅速な対応が求められるため、休日でも電話転送システムを利用して対応します。
不動産管理・設備管理・緊急修理サービス 建物の緊急修理やメンテナンスが必要な場合、休日であっても迅速に対応するために電話転送を利用します。
運輸・物流業界 荷物の追跡や配送の問い合わせなど、休日でも顧客のニーズに応えるために電話転送を活用します。
旅行・ホテル・観光業界 旅行中のトラブルや、宿泊の変更・キャンセルなどの問い合わせに休日でも対応する必要があります。
コールセンター 商品やサービスに関する問い合わせ、予約受付など、顧客サービスを提供するコールセンターも休日の対応が求められることが多いです。

ボイスワープでできなかったことを転送録が実現

固定電話の転送を行うためには、「ボイスワープ」などキャリアが提供する転送サービスをご利用いただければ可能です。ただ、それらのサービスには転送先として登録できる件数が少ないなど、活用に制限があります。

転送録は、それらのサービスを利用しても実現できなかった、さらに便利な使い方を提供するサービスです。

例えば、固定電話の転送先として複数名を登録し、曜日ごとにローテーションを組むといった使い方はボイスワープ等の転送サービスでは不向きですが、転送録を併用することで実現できます。

しかも転送録なら、固定電話を複数名に転送した際の呼び出し方も、転送先の運用方法によって選ぶことができます。以下にご紹介します。


固定電話を複数のスマホに転送するために便利な3つのサービス

複数名の転送とは、具体的に「固定電話の転送に対応する電話当番が10名いる場合」(固定電話を10名の社員のスマホに転送したい場合」を想定します。

  • 当番リストから対応するのは1名のみ・・・転送先増設
  • 複数名の当番が対応。それぞれのスマホを順番に呼び出す・・・順次転送
  • 複数名の当番が対応。全てのスマホを同時に呼び出す・・・一斉呼出転送
(サービス概要図)
サービス概要図

それぞれのサービスは、オプションの「スケジュール機能」をご活用いただければ、転送をスケジューリングして一括で設定することができるようになります。

スケジュール機能は、シフト勤務の職場で「日中/夜間/曜日」を指定するケースで特にご活用いただいています。その他、業務のピーク時間や休日、特定のイベント期間など、事前に予測できるスケジュールに基づいて電話転送の設定が可能です。

一度スケジュールを設定すれば、手動での調整が不要となり、日々の運用がスムーズになり、効率的な時間管理ができるようになります。

転送先増設-電話当番が1名のみの場合

転送先増設」は、ボイスワープ(NTT東/西日本)等電話転送サービスの、最大5件しか登録できない転送先を10件、20件…と増設するサービスです。

複数番号の登録ができ、転送先の番号の切替えができますが、転送先の設定は1番号のみとなります。ですので、想定ケース(固定電話を10名の社員のスマホに転送)において、電話当番・当番制の担当が1名の場合にはこちらをご検討いただけます。

サービス 料金種別 料金(税別)
転送先増設 基本料金(050番号) 1,000円/1契約番号 ※転送先10件の登録枠を含む※
サービス利用料金(転送先との通話料) 一般固定電話:3分8.0円・携帯電話:1分15.9円

※転送先増設は、登録数に上限はありません。基本料金に含まれる転送先10件以上は1番号単位で増やすことができます。(1件あたり100円)

順次転送-複数名の当番を順番に呼び出す場合

順次転送」は、複数の番号へ順次に(次々に・順々に)電話転送を行います。番号は10番号まで登録ができます。11以上の転送先がある場合には、オプションの「スケジュール機能」を利用いただくと対応ができます。

想定ケースにおいて、10名全員が電話当番であり、順番に呼び出すことで「確実に電話に対応したい」場合に活用いただけます。

サービス 料金種別 料金(税別)
順次転送 基本料金(050番号)
※0120番号もあります
2,500円/1契約番号
サービス利用料金(転送先との通話料) 一般固定電話:3分8.0円・携帯電話:1分15.9円

一斉呼出転送-複数名の当番を同時に呼び出す場合

一斉呼出転送」は、複数の番号へ一斉に(同時に)電話転送を行います。番号は10番号まで登録ができます。11以上の転送先がある場合には、オプションの「スケジュール機能」を利用いただくと対応ができます。

想定ケースにおいて、10名全員が電話当番であり、一斉に(同時に)呼び出すことで「いち早く電話に対応したい」場合に活用いただけます。

サービス 料金種別 料金(税別)
一斉呼出転送 基本料金(050番号)
※0120番号もあります
7,000円/1契約番号
サービス利用料金(転送先との通話料) 一般固定電話:3分8.0円・携帯電話:1分15.9円

スケジューリングして一括で転送設定ができる

前述の3つのサービスではオプション「スケジュール機能」を利用することで、スマホに転送する設定を転送録ならカレンダーを使った一括転送設定が可能です。

1か月から向こう1年までのスケジュールをあらかじめ予約でき、平日/土日祝日や営業時間の転送先をシステムが自動変更します。

サービス 料金種別 料金(税別)
転送先増設・順次転送・一斉呼出転送 スケジュール機能(オプション)」 1,000円/1契約番号
50円/1回の入替処理
100円/1パターン追加(順次転送・一斉呼出転送のみ)

スケジュール機能は、シフト勤務の職場で「日中/夜間/曜日」を指定するケースで特にご活用いただいています。その他、業務のピーク時間や休日、特定のイベント期間など、事前に予測できるスケジュールに基づいて電話転送の設定が可能です。

一度スケジュールを設定すれば、手動での調整が不要となり、日々の運用がスムーズになり、効率的な時間管理ができるようになります。


電話転送なら、法人携帯(社用携帯)でも個人携帯でも対応可

さて、固定電話をスマホに転送する際に気になるのが、「どの電話機(端末)で転送を受け付けるか」という点ではないでしょうか。

法人携帯を導入しているのは、大企業で42.1%、中小企業で30.4%(※)と過半数にも届いておらず、比率としてはまだ低めです。つまり、休日や営業時間外に固定電話を転送する先に、個人が契約している端末を指定しなければいけないケースも大いにあります。

※MMD研究所「2022年法人向け携帯電話の利用実績調査」

特に「お客様に個人端末の番号が知られてしまうのでは?」という点で気にされる方は多くいらっしゃいますが、転送録のサービスではその心配はありません。

上記の「サービス概要図」の通り、ボイスワープを経由しますので、社員個人の携帯やスマートフォンでも安心して転送先に設定ができ、個人のプライベート番号を知られる不安はありません。

  • 転送録の050番号を経由して個人携帯に着信します
  • 折返しをする際にも、転送録の050番号を経由できる機能があります

※同じ050番号から発信するためにはオプション「050発信機能」のご契約が必要です


固定電話の転送切替を自動化するなら「電話転送切替」

前述の3つのサービスは、「複数の社員のスマホに転送する」場合に選択できるサービスでしたが、固定電話の転送を「自動化」「スケジューリング」のみのニーズにも転送録は対応することができます。

「電話転送切替」で転送設定を自動化・スケジュール化

固定電話の転送(ボイスワープ等キャリアの転送サービスをご利用になっている転送)の切替えをスケジュールに基づいて自動化できるのが「電話転送切替」です。

電話転送切替を活用した転送設定作業の自動化は、業務効率を高めるだけでなく、従業員の満足度向上と顧客サービスの質の向上にも寄与します。これにより、組織全体の生産性と競争力の強化が期待できます。


まとめ

休日や夜間など、営業時間外の電話対応は様々な業種で課題になっています。
その解決方法として、転送録の3つのサービスを中心にご紹介いたしました。前に設定した条件に基づき、着信を自動的に別の電話番号へ転送するそれらはビジネスの柔軟性と効率性を大幅に向上することが期待できます。

  • 転送先増設・・・ボイスワープ(NTT東/西日本)等電話転送サービスの、最大5件しか登録できない転送先を10件、20件…と増設するサービスです。
  • 順次転送・・・複数の番号へ順次に(次々に・順々に)電話転送を行います。
  • 一斉呼出転送・・・複数の番号へ一斉に(同時に)電話転送を行います。

休日の電話当番に関する課題は、組織によって異なる対応を必要としますが、従業員の満足度を保ちながら、顧客の期待に応えるバランスを見つけることが重要です。これらのサービスをぜひご検討ください。

※機能や価格は公開日時点の情報です
※価格は税抜表示です





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電話対応における問題と対策

役所での「電話が繋がらない」をなくすには|
電話対応における問題と対策

公開日:2022/12/21   更新日:2023/06/19

役所での「電話が繋がらない」をなくすには|電話対応における問題と対策

近年の新型コロナウィルスへの対応をはじめとして、自治体や行政機関へ市民から直接問い合わせが行われるケースが増加しています。一方で、政府主導の働き方改革や財政面からの人員削減の方針等、役所等で勤務する人的リソースには限りがあります。とはいえ、市民生活に直結する行政サービスを滞りなく実施し、働く人々の業務改善を実現するためには、住民からの問い合わせに対する効率的な対応が求められます。

この記事では、役所等における電話対応の現状や課題を見直し、それを解決するためのソリューションを紹介します。

1. 役所において電話対応の体制づくりが急務に

役所において電話対応の体制づくりが急務に

ニュースなどでもよく目にしたように、新型コロナウィルスの流行が拡大するたびに、役所や保健所などへの問い合わせ電話が急増し、繋がりにくくなるという事例が数多くみられました。それ以外にも、例えばマイナンバー制度への移行やコロナ禍における減免処置など、市民が直接役所に問い合わせをする必要のある要件は後を絶ちません。

一方、その対応にあたる地方公務員の数は、1994年のピーク時に比べ約48万人減少しており、行政サービスに携わる人員数はスマート化が進んでいると言えます。さらに、社会全体が働き方改革を唱えている現状では行政組織も率先してそれを実行する必要があり、令和2年度の地方公務員の時間外勤務時間は前年比年9.5時間減と、わずかながら減少傾向にあります。

このように、電話での問い合わせが増える一方、それに対応する人員・時間は減少していることから、市民へのサービス提供窓口である役所では、電話対応に関するスムースで効率的な体制づくりが急務といえます。

2. 役所における電話対応に関する問題点

役所における電話対応に関する問題点

一般市民が役所に電話で問い合わせをする理由には、戸籍関係、保険関係、税金関係、子育てへの支援、幼稚園・学校についてなど、それこそ無数にあります。また、各部署で電話番号が振り分けられているとはいえ、利用者が自身のニーズに合った部署に正確に架電してくると限りません。これらの事情を踏まえて電話対応の問題点を以下にまとめてみましょう。

  • 担当への取次ぎに時間がかかる
  • 受付時間外の対応ができない

担当への取次ぎに時間がかかる

行政サービスが多岐にわたるのは上記で述べたとおりです。それらの多種多様な問い合わせ内容を間違いのないよう市民に提供するため、組織自体が細分化されています。問い合わせの内容も市民それぞれのパーソナルな状況にあり、民間の企業に比べて難易度の高い対応が求められがちになります。また、民間企業のお昼休み時間や夕方など、利用者が増加する時間帯では窓口業務も混み合い 、架電も増えるという状況も生まれます。

結果として、担当者への取次に時間がかかり、時には「たらい回し」的な状況になることもあり市民からのクレームの元になることから、かかってきた電話の処理にかける時間を極力短縮することが望まれます。

受付時間外の対応ができない

役所は民間企業よりも終業時間等の縛りが厳格で、さらに労働時間の短縮も求められています。その結果、閉所時間を過ぎてかかって来る電話については、対応がしづらい状況にあります。利用する市民からすれば、受付時間外とはいえ、コール音だけが鳴って反応がないというのは頼りにならないという印象にも繋がりかねません。受付時間外においても、なんらかの形で利用者へ反応しておくことが大切です。

3. 役所における電話対応の課題は「転送録」で解決

役所における電話対応の課題は「転送録」で解決

行政サービスの入り口ともいえる電話対応ですが、行政機関における対応にはその難しさもありいくつかの課題が垣間見えます。単に固定電話を増やすだけでは解決できない諸問題を、電話転送サービスを導入することで解決することができます。

株式会社ワイドテックが提供しているサービス「転送録」では、以下の機能によって役所の電話対応をスムースかつ効率的に行えるよう支援するソリューションです。

「転送録」とは、インターネット回線を利用したクラウド型の電話転送サービスのことです。従来のボイスワープでは転送リストの制限や設定の手間など使いにくさがある一方で、「転送録」ではボイスワープの利用を自動化、スケジュール化することが可能で、転送の利便性を最大限に高めることができます。

転送録の主な機能

ここで紹介する「転送録」には主に以下の機能があり、それらを組み合わせての活用が可能です。

  • 電話転送切替
  • 転送先増設
  • 順次転送
  • 一斉呼出転送
  • 自動音声受付

それぞれについて、詳しくみていきましょう。

電話転送切替とは

手作業では面倒な電話転送設定を自動的に行う機能のこと。指定の日時に自動的に切れ替えを行う予約機能があり、終業時間が来ると自動的に設定されるので、手作業による設定忘れを防止、また終業時間直後の電話対応を避けることができるので、不意な残業も防ぐことができます。

転送先増設とは

ボイスワープ等のサービスでは最大5件までしか登録できない転送先を増設できるサービスです。多岐にわたる役所の業務担当の数に応じて転送先を増設することができます。

順次転送とは

着信専用回線への着信を登録している複数の番号に、登録時の優先順位に従って順次転送を行うサービスです。利用時間外などでも緊急を要するような電話への対応が可能に。

一斉呼出転送とは

着信専用回線への着信を登録している複数の番号に同時に呼び出し、転送を行います。電話相談窓口などに掛かってきた電話を、回答者がそれぞれの電話で対応することができるので、固定電話の場所にこだわる必要がありません。

自動音声受付とは

着信専用回線への着信に対して専用の音声ガイダンスを使用して自動受付するサービスです。一般的な「自動音声応答システム(IVR)」に比べて手頃な基本料金でご利用いただけます。



いずれのサービスも機器の購入が不要なクラウドサービスでの提供なので、コスト面でも非常にリーズナブルにご利用いただけます。


4. 電話転送サービス「転送録」の自治体による導入事例

電話転送サービス「転送録」の自治体による導入事例

「転送録」はすでにいくつかの自治体や教育委員会などで、活用いただいています。ここではどのような課題が、「転送録」を活用することで解決されたのかを紹介します。

事例① 静岡県健康福祉部 感染症対策局 新型コロナ対策推進課様

  • 「転送録」導入前に抱えていた課題
  • 新型コロナウィルス感染症の拡大による問い合わせ数の激増
  • 電話が繋がりにくい状況になり、職員の方の他の業務を圧迫していた
  • 相談対応センターの開設が急務だった
  • 課題解決に採用したサービス:「一斉呼出転送」

静岡県健康福祉部 感染症対策局 新型コロナ対策推進課様では、上記のような課題に直面され、とにかくスピード感を持って相談対応センターを開設する必要に迫られていました。

固定電話の増設では、時間とコストがかかってしまうのでクラウドPBXの導入を決定。そのなかで、「転送録」は稼働の実績、低コスト、利用開始までのスピード感などの優位性が高く、利用期間中の設定変更などの利便性から導入を決定されたそうです。

相談対応センターの電話番号への架電の転送履歴が簡単にダウンロードできるため、センターへの相談件数を感染拡大の先行指標として注目、今後の感染対策の検討資料としても活用されているそうです。

事例② 某市教育委員会様

  • 「転送録」導入前に抱えていた課題
  • 労働時間の短縮のため、通常勤務時間外の電話応対の改善が必要
  • 古い電話機なので、電話会社の転送設備に対応できない
  • 市民の税金を使うことになるため、費用対効果が優先事項
  • 課題解決に採用したサービス:「電話転送切替、自動音声受付」

某市の教育委員会様では、学校における「働き方改革」の取り組みとして、労働時間短縮を目指す中、平日18時以降の電話に対しては「転送録」の「自動音声受付」を利用されています。

導入している学校の電話転送切替のスケジュール登録も、教育委員会様が一括で行われているそうです。Web画面のカレンダーで転送開始と停止を登録するだけで、自動で自動音声に切り替わるのでとても便利とのお声をいただいています。

「転送録」を利用する前は、夕方以降の電話に対しても残業している教員さんがご対応されていたため、さらに時間外労働が長くなる悪循環が生じていました。現場の先生方からも「翌日の授業の準備がはかどるようになった」などの感想が届いているそうです。

5. まとめ

役所での「電話が繋がらない」をなくすには|電話対応における問題と対策

新型コロナウィルスのような、予測もしないような状況や災害時にこそ自治体や役所の役割が大きくなります。今度いつ流行が拡大し、問い合わせや相談の電話が増えるか誰にもわかりません。そんななかで、急増する電話や受付時間外の電話、緊急の電話などへの対応が迫られた場合、スピード感はもちろんのこと、税金で運用するという性質上、コスト面もシビアに考える必要があります。

「転送録」は、クラウド型の転送サービスなので機器費用が不要で低コスト、パソコンだけで設定が完了する手軽さとスピード感に優れたサービスです。いざという時のためにも、職員さんの業務軽減・働き方改革のためにも、「転送録」の導入を検討されてはいかがでしょうか。


TOP > コラム > 訪問看護・介護の現場に欠かせない
緊急時の電話対応における課題と改善方法とは

訪問看護・介護の現場に欠かせない
緊急時の電話対応における課題と改善方法とは

公開日:2022/06/23   更新日:2023/06/19

訪問看護・介護の現場に欠かせない緊急時の電話対応における課題と改善方法とは

少子高齢化の影響により、訪問看護と訪問介護のニーズが増加しています。それに伴って、これらのサービスを提供する施設では、職員一人ひとりの負担が増しています。特に緊急時の電話対応が日々の業務と相まって現場の負担を増やしているといえるでしょう。

この記事では、訪問看護と訪問介護業界の現状を紹介するとともに、少しでも現場の負担を減らすソリューションを紹介します。

1. 訪問看護・訪問介護とは

訪問看護・訪問介護とは

「訪問看護」とは、患者の住み慣れた自宅で療養生活を送れるよう医療行為を行うことです。一方で、「訪問介護」とは、介護ヘルパーが必要な人の自宅に直接訪問して介助を行うサービスのことを意味します。一見、「訪問看護」と「訪問介護」は共通であると思われがちですが、訪問介護は訪問看護と違い医療行為ができません。そのため、業務内容やサービスを提供している機関が大きく異なります。

ここでは、訪問看護と訪問介護の概要についてそれぞれ解説します

訪問看護・介護を行う機関

訪問看護と訪問介護を提供している機関は異なります。特に以下のような機関で運営されています

<訪問看護>

  • 訪問看護ステーション
  • 保険医療機関
  • 定期巡回・随時対応型訪問介護看護
  • 看護小規模多機能型居宅介護
  • 民間企業の訪問看護サービス

<訪問介護>

  • 地域密着型サービス事業所
  • 居宅サービス事業所
  • 居宅介護支援事業所

訪問看護 ・介護 の内容

前述した通り、訪問看護では医療行為が行えますが、訪問介護では行えません。そのため、それぞれのサービス内容は大きく異なります。

訪問看護の主なサービスとしては、食事や排せつなどの介助をはじめ、主治医の指示による医療処置である点滴や注射、痰吸引といった医療行為を自宅で受けられます。また、運動能力の回復に向けたリハビリを受けることも可能です。利用できる頻度は、介護保険や医療保険の加入有無やどのくらいの費用を払ったかによって異なります

訪問介護の主なサービスは、身体介護と生活援助の二つに大きく分けられます。身体介護とは、身体が不自由なことによって日常生活に支障が発生する部分をサポートするサービスのことです。生活援助とは、日常生活で必要な家事をサポートすることです。サービスを受けられる頻度はケアマネージャーなどが作成したプランの中で決められます。

2. 訪問看護や訪問介護が求められる理由

訪問看護や訪問介護が求められる理由

高齢化の影響で高齢者の増加しているため、要介護認定を受ける人数が年々増えています。医療機関や介護施設で要介護者を受け入れられる人数には限りがあることから、訪問看護や訪問介護の重要性が増しているのです。また、核家族化の進行により家族で要介護者をケアする場面が少なくなりつつあることも、訪問看護と訪問介護のニーズが高まる要因であるといえるでしょう。

3. 訪問看護・介護に欠かせない「オンコール」

訪問看護・介護に欠かせない「オンコール」

訪問介護と訪問看護の現場では、患者や要介護者の体調急変などの理由で緊急対応が必要になることも少なくありません。緊急事態に対応するために医療機関や介護施設では、「オンコール体制」という勤務体系をとっています。「オンコール体制」とは、緊急時にいつでも駆けつけられるよう看護師や介護士に携帯電話を持たせて近隣に待機させることです。

オンコール体制にて勤務している職員は、施設の近くでいつでも連絡を受けられるように待機し、呼び出しがかかった際には現場に向かえるように準備する必要があります。オンコールは、24時間365日体制で患者や要介護者を見守る必要がある訪問看護と訪問介護において重要な仕組みなのです。

4. 現場が抱える緊急時の電話対応における課題と解決策

現場が抱える緊急時の電話対応における課題と解決策

訪問看護や訪問介護の現場に欠かせないオンコール勤務ですが、オンコールで発生する電話対応には課題があります。特に以下のような課題が挙げられます

<オンコール勤務における電話対応の課題>

  • 輪番の看護師や医師にかかる負担
  • すぐに電話に出られない状況の発生
  • 転送電話の設定の手間と不便さ

ここでは、それぞれの課題の詳細について見ていきます。

輪番の看護師や医師にかかる負担

オンコール勤務に就いた看護師や医師は、いつでも駆けつけられるように準備をしておく必要があります。そのため、自宅で待機していたとしても、いつ電話がかかってくるか分からず、常に心理的なプレッシャーがあるでしょう。別業務の最中に電話がかかってきた場合でも要介護者のもとへ駆けつける必要があるため、オンコールがあることを見越したタスクマネジメントをしなければなりません。

また、医療機関や介護施設によってはオンコール勤務に対する割増手当を設けていることからも、オンコール勤務は看護師や医師に対する大きな負担となっていると考えられます。

すぐに電話に出られない状況の発生

人手不足に悩む医療機関では急患が発生した場合は受電できる人がいないといった、電話対応が困難になる時間帯が発生します。特に夜間の電話は勤務をしている職員の数も限られているため、すぐに電話に出られない状況になりやすいです。また、医療機関への電話は緊急を要するものがほとんどであることから、タイミングによっては電話に出られない状況があります。

電話に出られないことは電話をかけてきた人に対して不安な思いをさせてしまう一方で、現場ではすぐに電話に出られないのが現状です。

転送電話の設定の手間と不便さ

医療機関や介護施設の中には、すでに転送電話の仕組みを導入しているところもあるでしょう。医療機関や介護施設によっては、転送設定の変更などに使いにくさを感じていることも考えられます。例えば転送電話の設定においては、当番のスタッフの電話番号を毎回設定する手間があります。 

このような転送電話における課題を解決するには、幅広い用途に対応した転送電話サービスである「転送録」のようなサービスを選ぶことが重要です。

5. 訪問医療現場の電話対応の課題は「転送録」で解決できる!

医療事務の業務効率化には「転送録」

人手不足が深刻化する訪問看護や訪問介護の現場では、電話対応の負荷を軽減することが急務です。電話対応にまつわる課題は、「転送録」を使うことで解決できます。ここでは、「転送録」を使ってできることや導入事例について紹介します。

「転送録」でできること

「転送録」とは、株式会社ワイドテックが提供するクラウド型多機能電話転送サービスのことです。具体的には、電話転送設定の自動切替えや、あらかじめ設定した優先順位で電話を転送する順次転送サービス、複数の電話機を同時に呼び出す一斉呼出転送などの機能を備えています。株式会社ワイドテックでは、多機能な「転送録」をリーズナブルな価格で提供しています。

転送録によって課題を解決した事例

新横浜在宅クリニック様では、訪問医療も含めて24時間365日の相談対応を行っており、電話相談に対して時間ロスが発生することに課題を持たれていました。この課題を解決するために「転送録」を活用し始めました。

「転送録」の活用方法として、基本的な電話の受け手は院長のままとしつつ、院長につながらない場合は、順次指定したスタッフに転送されるよう設定しました。これによって、問い合わせが立て込んだ際も確実に電話がつながるようになったほか、チーム全体で電話対応ができるため、看護師や医師の心理的な負担軽減、患者様の「つながらない不安」を解消できました。新横浜在宅クリニックの導入事例については、こちらのページをご覧ください。

6. まとめ

訪問看護・介護の現場に欠かせない緊急時の電話対応における課題と改善方法とは

少子高齢化が進んでいる日本では訪問看護と訪問介護のニーズが増えているため、従事する職員の負担が高まっています。特に緊急時の電話対応は、医療現場にとって人手不足が顕著に表れ、大きな負担となっているのが現状です。電話対応の負担軽減には、現場に適した電話転送サービスの導入が求められます。

そこでおすすめできるのが、株式会社ワイドテックが提供している「転送録」です。「医療」「看護」「介護」業界での豊富な導入実績と手頃な値段で、現場の電話対応をバックアップできます。「転送録」を活用することでスタッフの負担を減らしつつも、患者を待たせることなくスムーズな電話対応を実現できます。ぜひ導入を検討してみましょう。


TOP > コラム > 医療事務の電話対応|
仕事内容や電話対応の業務効率化に向けたポイントや対策を紹介

医療事務の電話対応|
仕事内容や電話対応の業務効率化に向けたポイントや対策を紹介

公開日:2021/07/01   更新日:2023/04/21

 医療事務の仕事

病気やケガ、検診などで病院を訪れた際、受付・会計時に対応してくれるのが「医療事務」と呼ばれる職業の方々です。
本記事では、医療事務の仕事の概要や業務効率化のポイントについて、電話応対業務に特化して詳しく解説します。
また、医療事務の電話応対を効率化するためのクラウドサービス「転送録」についても、併せてご紹介します。

1. 医療事務の仕事とは

医療事務の仕事とは、病院やクリニックで行われる医療行為全般に関わる事務のことです。
医療事務職に就くと、一般的に次のような業務を総合的に行います。

  • クラーク業務
  • レセプト業務
  • 電話対応

クラーク業務とは、来院した患者さんから診察券を預かったり、番号札を渡したりする受付に関する仕事のことです。
また、レセプト業務とは診療後の会計作業や、毎日のレジ締め、月ごとの診療報酬をまとめた帳簿付けなどを指します。
電話応対は、文字通り病院にかかってくる電話に出て、予約の受付やドクターへの取次ぎを行う仕事です。
医療事務は、受付・会計などの業務を行う合間に電話応対もしなければならず、業務範囲が広く、覚えることも多い仕事です。
とくに患者数が多い大規模な病院では、頻繁にかかってくる電話に対応しなければならず、その負担は大きくなっています。

2. 医療事務の電話対応の種類

医療事務の電話対応

医療事務の電話対応においては、患者さんからの予約や問い合わせはもちろん、ドクターへの直接の用件や医療機器メーカー・製薬メーカーなどの業者からのセールス、病院内の内線電話など、さまざまな相手とのやり取りが発生します。
通話の相手先が多岐にわたるため、患者さんと専門業者とでは使用する用語や話し方も分ける必要があるなど、多くのスキルを求められます。
とくに患者さんからはさまざまな症状や悩みを訴えられることも少なくないので、医療事務の電話対応は、細心の注意を払って慎重に行わなければなりません。

3. 医療事務職員が意識しておくべき電話対応のポイント

医療事務職員が意識しておくべき電話対応のポイント

医療事務として電話応対を行う際は、次のポイントを意識しておくことが大切です。

  • 明るく、ゆっくり話す
  • メモを取りながら用件を復唱する
  • 取次ぎ相手がいない場合は戻る時間を伝える
  • 勤務先の担当業務や担当部署を把握しておく
  • その場で解決できないことは一度電話を切って確認する

明るく、ゆっくり話す

医療事務に限らず、仕事上の電話応対の際には「明るく、ゆっくり話す」ことがとても大切です。
明るくハキハキとしたトーンで話すことで、電話をかけてきた相手への印象を格段に良くすることができます。
同時に、ビジネス通話では普段の会話以上にゆっくりめに話すのも大事なポイントです。
電話に苦手意識があり、緊張して早口になってしまいがちな方は、あえてゆっくり話すことを心がけるだけでもずいぶん聞き取りやすくなります。
また、病院に電話をかけてくる患者さんの多くは、深刻な痛みや体調不良による悩みを抱えています。
医療事務の電話対応こそ、一段明るい声を出すことで患者さんの不安を和らげ、安心して来院してもらえるように努めましょう。

メモを取りながら用件を復唱する

さまざまな相手がかけてくる可能性がある医療事務の電話応対では、メモを取りながら話を聞き、用件を復唱しましょう。
患者さん相手と業者のセールストーク相手では、話の内容も用件も全く異なってきますので、電話を受ける際はメモを取る必要があります。
また、電話を切る前に念のためメモの内容を復唱し、間違いがないか確認するとより安心です。
命に関わる医療現場で働く以上、診察予約日時や患者さんの名前、連絡先などは決して間違えてはならない重要な情報です。
万が一聞き取りミスを犯してしまうと病院全体の信頼の失墜にもつながりかねませんので、急いでいる時こそ落ち着いてメモを取り、最後に復唱して確認しましょう。

取次ぎ相手がいない場合は戻る時間を伝える

医療事務の電話応対では、ドクターへの取次ぎはもちろん、出入りしている業者さんや薬剤師への取次ぎを頼まれることも少なくありません。
取次ぎ相手が不在の場合は、戻る時間、あるいは次に在院する日時を伝えることが基本中の基本です。
また、相手が急いでいる場合は、取次ぎ先の方が戻り次第折り返し電話を入れる旨を説明し、連絡先の電話番号と名前、電話をかけてもよい時間帯を必ず聞いておきましょう。
もちろん、これらもメモを取った上で復唱します。

勤務先の担当業務や担当部署を把握しておく

勤務先の病院が大規模であれば、診療科ごとの担当業務や、担当部署を前もって把握しておくとスムーズな電話対応につながります。
とくに患者さんからかかってくる電話の中には、正確な病状や症状をご自身でも把握できていないケースが多く、診療をしたいのか薬を見直したいのかも分かっていない場合もあります。
患者さんの要望を聞いた上で、適切な診療科や担当部署に取次ぐことができれば、その後の診療もスムーズです。

その場で解決できないことは一度電話を切って確認する

電話を受けたものの、自分では分からずその場で解決できないことがあった場合は、一度電話を切って確認するのが鉄則です。
医療現場において、曖昧な指示や誤った情報は患者さんの命や健康に直接関わってくる恐れがあるため、正確な受け答えができない場合は決して「知ったかぶり」をしてはいけません。
「多分」や「おそらく」が通用しない、シビアな業界で働いているということを常に念頭に置き、わからないことはわからないと言える勇気を持ちましょう。
その上で確認することが大切です。

4. 医療事務の現場で電話対応を円滑に行うための対策

医療事務の現場で電話対応を円滑に行うための対策

医療事務の電話対応を円滑かつ効率的に行うためには、以下のような対策方法があります。抜け漏れをなくし、ミスを削減するためにも意識しておくことが大切です。それぞれの対策について、次項以下で詳しく解説します。

  • 医療事務現場の電話対応ルールをマニュアル化する
  • 電話取次を自動化する

医療事務現場の電話対応ルールをマニュアル化する

まず重要なのは、医療事務現場における電話対応のルールを明文化・マニュアル化することです。
特に個人経営の病院やクリニックの場合、明確なルールが決められておらず、これまで「何となく」応対してきたというケースが少なくありません。
そのため、電話を取る人の個別スキルに頼るところが多く、応対の質にバラつきが生じてしまうのです。
電話対応を疎かにしてしまうと、病院のイメージを左右するだけでなく、最悪の場合は患者さんの命に影響が及んでしまうリスクもあります。
たとえ小規模な病院であっても、電話対応ルールは全員が教諭できるよう明文化し、マニュアルとしてまとめておくことが大切です。

電話取次を自動化する

医療事務の現場で電話対応を円滑に行うための対策として、電話取次ぎを自動化することも非常に有効です。
電話転送サービスを利用すれば、電話をかけてきた相手に適切に応対することができ、利便性もアップします。

電話転送サービスで実現できる事例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 休診日や夜間等にかかってきた電話を、自動で転送切替する

    時間外にかかってきた電話を、時間外対応用の番号に自動的に転送します。オプションとして「診療時間外です。診療時間は×時から×時までです」といった音声ガイダンスの付加も可能です。あらかじめ登録しておけば、毎日診療時間外になると自動で転送切り替えができ、切り替え忘れによるトラブルも防げます。
  • あるスタッフが受電できない場合、つながるまで別のスタッフを次々と呼び出す

    他の業務等で電話に出られない場合でも、一定の時間を超えると他の電話番号に自動で転送し、つながるまでコールし続けます。大事な電話の取りこぼしを防ぎ、診療受付や患者さんの容体の急変などの緊急連絡も確実に受けることが可能です。
  • 電話の用件ごとに自動音声案内で振り分けする

    代表番号にかかってきた電話を、「××の方は1をプッシュ・・・」といった自動音声案内で用件ごとに振り分けることで、一次受け対応の省力化を図ることができます。診療時間案内や交通アクセスなどの固定化した問い合わせはそのまま自動音声で情報を提供し、診療予約・変更などの複雑な用件のみ通話で受けるようにすれば、電話応対に割く時間を減らせます。セールス電話対策としても有効です。

5. 医療事務の業務効率化には「転送録」がおすすめ

医療事務の業務効率化には「転送録」

医療事務の電話対応業務をサポートする電話転送システムなら、クラウドサービスの「転送録」がおすすめです。
「転送録」は、前項で挙げた診療時間外の自動での転送切替、つながるまで別のスタッフを順次呼び出す、自動音声案内による振り分け、といった機能を備えています。
また、転送に必要な機器の導入や管理が不要であるため導入が容易で、医療現場でもスムーズな利用が可能です。

実際に多くの医療現場で「転送録」が採用されており、さまざまな用途で使われています。
以下に導入実例をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

◆「転送録」の機能など、サービス詳細はこちらのページをご覧ください。

6. まとめ

医療事務の仕事の中でも、大きな役割を担うのが電話応対です。
スムーズな電話応対ができて初めて、病院やクリニックの業務が安心・安全に進みます。
本記事を参考に、貴院での電話応対について今一度見直してみてはいかがでしょうか。


TOP > コラム > withコロナ時代に必要なテレワークのメリット・デメリット|
在宅での仕事に重要な電話転送

withコロナ時代に必要なテレワークのメリット・デメリット|
在宅での仕事に重要な電話転送

公開日:2021/05/17   更新日:2023/06/19
withコロナ時代に必要なテレワークのメリット・デメリット|在宅での仕事に重要な電話転送

新型コロナウイルスの感染拡大は、2020年から始まり、テレワークが推奨されています。コロナ禍で、テレワークを初めて実施したという企業も多く、従業員も新しい働き方に戸惑いや不安もあることでしょう。今回は、テレワークのメリット・デメリットをご紹介するとともに、テレワークに欠かせないオフィスの電話転送サービスについて解説します。

1. withコロナ時代に必要なテレワーク

withコロナ時代に必要なテレワーク

現在のwithコロナ時代には、新型コロナの感染拡大を防ぐために、可能な限りテレワークが推奨されています。「テレワーク」は、「tele=離れた場所」と「work=働く」をミックスさせた造語で、インターネットなどのICTを活用して会社以外の自宅やサテライトオフィス、ノマドスペースなどで仕事をし、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方を指します。

テレワークについては、2020年以前からも働き方改革の推進等で推奨されてきましたが、2020年からの新型コロナの拡大により、日本国内企業のテレワークが急速に開始されました。特に早い対応で注目されたのは、GMOインターネットグループで、2020年1月末から在宅勤務が実施されました。

しかし、テレワークに対応できる企業や業種はまだ一部に限られているようです。総務省「令和2年版情報通信白書」のなかで、2020年にパーソル総合研究所が全国の正社員に対して行った、新型コロナウイルスによるテレワーク実施の実態についての調査結果が記されています。結果は以下のとおりです。


<正社員におけるテレワークの実施率>
  • 2020年3月9日から15日まで 13.2%(2万人に調査)
  • 2020年4月10日から12日まで 27.9%(2.5万人に調査)

海外に目を向けてみると、欧米で主流の仕事に対して人が割り当てられる「ジョブ型雇用」のほうが、従来の日本の雇用形態である、人を採用してから仕事を割り振る「メンバーシップ型雇用」より、テレワークに適しているようです。たとえば、アメリカではコロナ以前からテレワークの導入が進んでおり、2015年の時点ですでにテレワーク導入率は85%というデータもあるほどです。もはやテレワークは普通の働き方として社会に受け入れらており、一例を挙げるとGoogle、Amazon、Twitter、Facebookなどアメリカに本社を置く大企業では、コロナ後も永続的にテレワークを利用するという方針を打ち出しています。


2. テレワークのメリット

テレワークのメリット

ここからは、政府も推奨しているテレワークを行うことによるメリットを見てみましょう。テレワークの主なメリットとしては、次のようなことが挙げられます。

  • 感染症対策
  • 通勤にかかるコストや時間削減
  • 各自のライフスタイルに合わせた働き方が可能

詳しくは、以下で解説します。

感染症対策

コロナ禍におけるテレワークの最大のメリットとして、感染症対策が挙げられます。自宅で仕事ができるため、通勤のために混雑した満員電車に乗る必要がなくなるほか、オフィスの会議室やエレベーター、ランチ場所などでの密集を避けられます。新型コロナウイルスは人との接触や飛沫で感染するとされていますので、感染症対策としてテレワークを行うことは理想の働き方と言えるでしょう。

企業としては、通勤や出張を減らして人の移動を少なくすることで、感染症を抑え込む一助となり、社会貢献にもつながります。

通勤にかかるコストや時間の削減

テレワークにより通勤の必要がなくなることで、毎日の移動時間や費用をカットできるというメリットも生じます。従業員は、これまで通勤にかかっていた時間を業務やプライベートの時間に当てることができ、より効率的に働くことができるようになります。また、オンライン会議の普及により、訪問や出張の機会も減り、移動の時間を他の業務にあてることもできるようになります。

さらに、従業員が通勤しなくなったことで、企業は広いオフィスを縮小し、オフィスにかかっていたコストを削減できるというメリットもあります。

各自のライフスタイルに合わせた働き方が可能

従業員一人ひとりの事情やライフスタイルに合わせた働き方ができるのも、テレワークの大きなメリットです。テレワークでは、育児や介護、通院などに合わせて柔軟な働き方が可能になります。

企業の就業規則によるところがありますが、子供が寝てから深夜に作業をしたり、業務中にいったん抜けて家事や用事を済ませたりすることもできます。仕事と家庭をバランスよく両立させることが可能なワークスタイルと言えるでしょう。


3. テレワークのデメリット

テレワークのデメリット

一方テレワークには、次のようなデメリットが存在します。

  • 情報漏洩のリスクが高まる
  • 情報共有がうまくいかない
  • オフィスにかかってくる電話に対応できない

詳しくは、以下で解説します。

情報漏洩のリスクが高まる

テレワークによる大きなデメリットとして、情報漏洩のリスクの高まりが挙げられます。自宅のみならず、知らない者同士が隣り合わせとなるサテライトオフィスやカフェなどでも仕事ができてしまうため、PCの覗き見や電話の盗み聞きにより、情報漏洩のリスクが高まります。覗き見の対策には、PCに視野角を狭めるためのプライバシーフィルムを貼る、電話の盗み聞きに対しては人のいない空間で電話をする、などがよいでしょう。

また、フリーWi-Fiを利用することで、暗号化されていない通信情報が筒抜けの状態となり、メールを送った相手先のアドレスや、閲覧しているサイトのURL等が漏洩してしまう恐れもあります。フリーWi-Fiを利用する場合には、「仮想プライベートネットワーク」とも言われる「VPN」での対策が有効です。

そして、テレワークでは、会社からPCやスマートフォンを持ち出して作業をすることもあるため、機器の紛失や盗難が頻発し、そこから情報漏洩につながってしまうというリスクもあります。特に置き忘れやすいスマートフォンは、あらかじめ遠隔ロックの使い方や、位置を特定する方法を理解しておくとよいでしょう。

情報漏洩が発生すると、情報した情報に関連する相手に迷惑をかけるだけでなく、企業の信頼性が失われてしまいます。その損失は計り知れません。情報漏洩やデバイスを紛失してしまったときの緊急時の連絡フロー・対策フローを社内で周知して徹底することも大切です。

情報共有がうまくいかない

テレワークでは、出勤していたときに比べて従業員同士が顔を合わせる機会が減り、コミュニケーション不足に陥り、チームワークに悪影響を及ぼすというデメリットも存在します。

業務連絡は電話やメールなどで行うことができても、ちょっとした会話や雑談の機会がなくなり、「相手が何を考えているか分からない」と感じる従業員も出てきます。さらに、上司が部下の評価に困る、あるいは同僚同士の人間関係の構築が難しいといった意見も聞かれます。

テレワーク中の情報共有を活発化させるには、ビジネスチャットを導入して、日常のおしゃべりのような感覚で短い会話を交わせるようにしたり、昼休みなど決まった時間に定期的にWebミーティングを開催し、画面越しに互いの顔を見られるようにしたりといった工夫を凝らす必要があるでしょう。

オフィスにかかってくる電話に対応できない

テレワーク中でも、オフィスに電話はかかってきます。電話対応をどのようにすべきかという問題は、多くの企業で課題になっています。感染拡大防止のためのテレワークのはずなのに、電話に出るために従業員が出勤せざるを得ない状況が生まれます。また、通常よりも少ない人数で電話対応をしていると、対応している従業員の負担になるばかりでなく、すべての電話が折り返し連絡になるなど、お客様にも迷惑をかけることになりかねません。


4. テレワークに必須の転送機能は「転送録」がカバー

テレワークに必須の転送機能は「転送録」がカバー

テレワーク中の電話対応にお困りの場合は、クラウド型多機能電話転送サービス「転送録」を利用することで、課題を解決できるかもしれません。

電話転送サービス「転送録」は、オフィスにかかってくる電話をあらかじめ登録した番号に一括転送する「一斉呼出転送」のほか、すべての電話をまず自動音声で受けて、問い合わせ内容によって転送先の部署を分岐させる「自動音声受付」や、優先順位ごとに順繰りに電話を鳴らす「順次転送」などの機能を備えたサービスです。クラウド型のサービスのため、工事が不要で、短期間で使用開始が可能です。

たとえば、テレワーク中にオフィスに電話がかかってきた場合、まず「自動音声受付」が対応します。見積り依頼ならばプッシュボタンで1、商品の問い合わせならばプッシュボタンで2を押してくださいなどと音声でご案内し、番号を選択してもらいます。押された番号により電話の内容が事前にわかるので、自動でそれぞれの部署に転送していくイメージです。お客様もスムーズにご案内でき、さらに電話を受ける側も自身が担当する電話だけ受けることができ、業務が効率化します。

実際に、テレワーク中に急増した電話対応に、「転送録」をご活用いただいた企業様もいらっしゃいます。導入事例はこちらからご覧ください。

◆問い合わせ電話の急増にも「転送録」で対応、サービスを組み合わせて業務効率化も
 詳しくはこちらのページをご覧ください。


「転送録」を運用する株式会社ワイドテックは、ICTを活用しテレワークを普及させることを目的とした「一般社団法人 日本テレワーク協会」の正会員でもあります。貴社のテレワーク推進の一助になる「転送録」の導入を、ぜひご検討ください。

◆ワイドテックの「一般社団法人 日本テレワーク協会」正会員加盟について
 詳しくはこちらのページをご覧ください。


TOP > コラム > コロナ対応のテレワークから、ニューノーマルのテレワークへ

コロナ対応のテレワークから、ニューノーマルのテレワークへ

公開日:2020/08/07   更新日:2022/03/25
コロナ対応のテレワークから、ニューノーマルのテレワークへ

新型コロナウイルスの感染拡大によって、経済がマヒし、社会に大きな影響を与えました。多くの企業では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、テレワークの導入が盛んになっています。しかし、テレワークはオフィスで働く状況とは異なる点が多数あり、従業員から戸惑いの声が挙がる企業も多いのではないでしょうか。

では、テレワークでもオフィスと同じ水準で働き、業務パフォーマンスを上げるにはどうすれば良いのでしょうか。今回は、テレワークを実施するうえで大切なニューノーマルの概念や、新しい働き方を加速させる便利なテレワークツールを詳しく解説していきます。

1. withコロナの日常「ニューノーマル」とは?

新型コロナウイルスの感染拡大は、世界規模の経済危機をもたらし、私たちの生活様式も大きく様変わりしました。コロナショックによる経済危機は、世界経済の大部分を急激に停滞させ、人々の恐怖心を増幅させています。

著名なエコノミストのモハメド・エラリアン氏は、“仮に世界経済が景気回復を果たしたとしても以前のような状態に戻らない”とする概念を「ニューノーマル(新常識)」と提唱しました。もともとは、2008年に起きたリーマンショックによる世界金融危機以降の世界経済を議論する際に用いられた考え方です。

新型コロナウイルスの感染拡大は、社会的に大きな影響を及ぼし、変化を促す出来事として今後も語り継がれるでしょう。ニューノーマルとは、新型コロナウイルスのパンデミックによって新しく誕生した“コロナと共存していく生活形態”や“コロナと共に歩んでいく世界経済の在り方”を指します。

コロナ禍後は、新しい生活様式やこれまでにないビジネスへのシフトなど、消費行動や産業構造などあらゆる場面において大きな社会変化をもたらします。ニューノーマル時代の仕事・産業ではテレワークの推進、AIの導入、ロボティクスなどデジタルシフトの流れが顕著です。

ニューノーマル社会では、従来通りの常識や価値観が通用しにくくなります。では、経営者がこれまで通り企業を存続させるには、今後ニューノーマルにどう対応していけば良いのでしょうか。

2. テレワークが「当たり前」になる時代に

日本国内では2020年4月、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令。ビジネスにおいては出社制限、出張禁止、会議の縮小など、従来の働き方が大きく変化しました。企業は相次いでオフィスへの出社を控え、時間や場所に制約を受けないテレワークによる働き方へとシフトしています。

東京商工会議所のアンケートでは、テレワークを実施している中小企業は26.0%、実施検討中は19.5%と、どの企業も意欲的な姿勢がうかがえます。一方で、テレワークを実施したくてもできない企業も存在します。アンケートには、主に以下3つの課題が記されていました。

  • 社内体制の整備
  • パソコン等ハードの整備
  • セキュリティの確保

※参照元:「新型コロナウイルス感染症への対応に関するアンケート」調査結果|東京商工会議所

上記の課題の中でも、経営者を大きく悩ませる課題は“社内体制の整備”です。なぜなら、ニューノーマルなテレワークを実施するには、従来型の企業文化や制度、技術について見直し、さまざまな角度から社内体制を整備していく必要があるからです。

ニューノーマルのテレワーク実施に向けて、導入ポイントや社内の勤務規定については以下の日本テレワーク協会の記事を参考にしてみてください。

テレワーク導入のポイント|日本テレワーク協会

テレワークに関わる勤務規則例|日本テレワーク協会

3. 電話とオンラインの融合がニューノーマルの働き方

ニューノーマル時代に適した営業手法として、在宅でのテレワークという働き方が定着する可能性が高まっています。これまでのような「会うことが前提」の対面営業は、顧客側も望まないだけでなく、在宅勤務でそもそもオフィスに人がいません。そういった意味で、テレワークは対面リスクを回避できる新しいワークスタイルといえるでしょう。

いち早く、ニューノーマルな働き方を実践している企業は、電話とオンラインを組み合わせた営業スタイルにシフトしています。教育、医療・介護、飲食、販売、金融、不動産といった業種では、リアル空間での対面業務が一般的でした。しかし、ニューノーマル時代ではリモートやオンラインによるコミュニケーションなどが主流になります。営業アポでは電話でアプローチし、オンラインツールで情報共有を行うという流れになっています。

しかし、顧客からの問い合わせ対応や当番制の業務で夜間や休日に電話対応をしなくてはいけない仕事の場合、フレキシブルな電話対応が求められます。

4. ニューノーマルへの備えとしておすすめする「転送録」

ワイドテック(以下、弊社)の「転送録」は、オフィスに行かずに、自宅にある固定電話やスマホを転送先に指定できる安価で簡単に導入できるテレワークツールです。弊社は、「一般社団法人 日本テレワーク協会」に正会員として入会し、ICT(情報通信技術)を利用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方であるテレワークの発展に寄与しています。

テレワークツールとして転送録を導入すれば、自宅や外出先、カフェ、コワーキングスペースなどでも電話応対ができます。1サービス・1回線単位で手軽に利用できるクラウドサービスで、電話転送切替や転送先増設、順次転送など、ニューノーマルのテレワークに活用できる機能が充実しています。

これら転送録サービスの中でも、ニューノーマルなテレワークへの備えとして“一斉呼出転送”と呼ばれるおすすめのサービスをご紹介します。

●転送録の一斉呼出転送とは?

一斉呼出転送とは、登録した複数の電話番号へ一斉に呼び出し、最初につながった相手へ、かかってきた電話を転送するサービスです。転送録の一斉呼出転送サービスを利用すれば、事前登録しておいた最大10件の転送先を一斉に呼び出せるため、お客様をお待たせしません。

一斉呼出転送オプションの「スケジュール機能」を利用すれば、一斉呼出転送先を平日や休日、営業時間内、営業時間外など、お仕事の状況やシフトなどに合わせて一斉呼出転送パターンを自由に変えられます。

平日用・休日用などのパターンを事前登録し、パターン入替日時を設定すれば、スケジュールに従って、システムがパターンを自動で入れ替えます。オプション追加時点で5パターンの用意がありますが、パターン登録数の追加も可能です。

5. まとめ

コロナ対応のテレワークから、ニューノーマルのテレワークへ

テレワーク導入までのハードルの一つとして代表的なのが、電話応対の問題でしょう。テレワーク導入をスムーズに進めるためには、オフィスで働く時と同様に簡単に電話対応できる仕組みの整備が必要です。ワイドテックの転送録の一斉呼出転送を利用すれば、オフィスにかかる電話を取り次ぐ必要がなくなり、お客様からの大切な電話を取りこぼしません。

テレワーク推進に困っている経営者や事業担当者、プロジェクトリーダーは、電話応対を効率的に改善できる電話転送サービスで、新しい働き方を実現しませんか。



TOP > コラム > 安心につなげる在宅医療を実現する2つのポイントとは?

安心につなげる在宅医療を実現する2つのポイントとは?

公開日:2019/10/07   更新日:2022/03/25

住み慣れた自宅で療養する患者にとって不可欠なのが、在宅医療クリニックの訪問診療です。国の施策により入院医療から在宅医療・在宅介護が増加していく中で、患者の在宅療養をサポートする24時間対応の医療に対するニーズがさらに高まっています。

電子カルテやスマートフォンといったIT技術を駆使したツールを利用し、院外にいても医療者同士での患者の情報共有・スムーズな連携を実現していますが、クリニックごとの連絡体制の違いや在宅医療を利用する患者と家族の要望などにより現場の課題は山積みです。

医師や看護師の連携体制をスムーズにし、理想的な在宅医療の実現・維持をしていくための方法について、ご紹介します。

1. 品質の高い在宅医療を実現する2つのポイント

高齢化が進んでいる現代社会では、在宅医療のニーズが高まっています。高齢者を対象とした意識調査では、自宅で最期を迎えたいという方が半数を超えています※。筋萎縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病などの神経難病、障がいがある方、ケガの後遺症により通院が困難な方は、自宅で定期的に継続診療を受ける必要があります。

在宅医療クリニックでは、緊急時においても24時間対応で患者宅に訪問し診療を行っていますが、在宅医療を担う医師の数が不足するという大きな課題を抱えています。

首都圏のとあるクリニックでは診療患者数が200人以上、訪問診療回数も5千回近いという状況で、一人の医師だけですべての患者を診るのは限界です。非常勤の医師や複数の看護師が連携してケアを行う必要があります。患者一人ひとりに寄り添い、品質の高い医療を持続的に提供していくためには、2つのポイントがあります。

① コミュニケーション力
患者本人や家族の気持ちに寄り添った診療には、患者との距離を縮めるコミュニケーションが不可欠です。定期訪問した際、診療以外にも雑談を交えるなど、親密なコミュニケーションを取ることで信頼関係が生まれます。ご家族が介護や看護で疲れ切ってしまわないためにも、医師による臨機応変な対応が望ましいでしょう。

② 電子カルテによる情報共有
患者が安心できる在宅医療サービスを継続して提供するためには、他の医療機関やケアマネージャー、薬局の薬剤師など地域の事業所との連携が欠かせません。そのためには、患者の電子カルテの情報を、リアルタイムで共有することが必須です。

医師はクラウドにアップされた電子カルテの情報をスマートフォンやタブレットで確認し、移動中でも訪問看護師に指示を出し、迅速で的確な対応が可能です。訪問先の患者の病状や処方薬などを移動中でもチェックできるので、業務を効率化できるメリットもあります。


2. コミュニケーションに欠かせない電話を効率化

訪問診療の現場におけるコミュニケーションには、24時間対応の電話相談や緊急呼び出しの電話も含まれます。夜間や休日にかかってくる緊急コールは、医師や看護師のスマホやケータイで、持ち回りで対応します。

地域の医療機関ネットワークを利用しなくても、直接、主治医に電話がつながり連絡が取れる状態は、患者やご家族にとって安心といえるでしょう。この電話連携をスムーズにすることができるのが、転送電話サービスです。

転送録」の「転送先増設サービス」なら、当番医師のスケジュールを事前に登録して、電話転送が可能です。往診や移動中ですぐ電話に出られなくても、発信者番号がメールで通知されるので、すぐに折り返しの電話ができます。また「順次転送サービス」では、優先順位をつけて、最大10名まで追っかけ転送が可能なため、医師や看護師、ケアマネージャーなどがチームで患者やご家族に対応することができます。


3. 医療現場での転送電話の活用事例

・事例① 医療法人社団 爽秋会 様
【課題】
非常勤医師を含む医師10名・看護師28名を3チームに割り振って、夜間と土日、祝日の緊急コールに対応。輪番の看護師は5名以上いるが、ボイスワープに登録できる転送リストは5件までと不便を感じていた。

【導入後】
転送先増設サービス」の「自動スケジュール機能」により、輪番の看護師10名を自動で入れ替えて設定できるように。看護師や家族が体調不良の際も、看護師同士で連携を取り、パソコンやスマホの管理画面から当番の変更設定が可能となった。翌月分のスケジュールも、前月に一括登録できるようになり、事務局の作業負担も削減できた。

→より詳しい事例内容はこちらから


・事例② 新横浜在宅クリニック 様
【課題】
院長が電話に出られない時は、医師1名・スタッフ3名に順番に電話を転送する設定にしていたが、夜間や休日のオンコールにスピーディーに対応できる方法を探していた。

【導入後】
電話が取れなかった場合も着信番号がメールで通知されるので安心できる。医師ではなくスタッフに転送電話がつながった場合も、電子カルテを確認して的確な対応ができるようになった。患者に電話がつながる安心を与えるができ、院長にも精神的な余裕が生まれた。

→より詳しい事例内容はこちらから

→新横浜在宅クリニック”地域緩和ケア”研修会レポートはこちらから

在宅医療の現場では、電子カルテによる情報共有とともに、緊急コールへの対応も課題となっています。「転送録」なら、患者や家族からの緊急コールにも素早く対応することができます。医師や看護師、介護職員同士の連携をスムーズにし、広範囲にわたる地域をカバーした効率的な医療体制を実現できる転送電話サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

※出典
3 高齢者の健康・福祉|平成29年版高齢社会白書(概要版) – 内閣府


TOP > コラム > 問い合わせ急増も人手不足!
児童相談所で働く児童福祉司の課題

問い合わせ急増も人手不足!
児童相談所で働く児童福祉司の課題

公開日:2019/09/09   更新日:2022/12/21

児童虐待が大きな社会問題になり、児童相談所への通報や問い合わせが激増している反面、児童福祉司の数が不足しています。夜間や土日の緊急電話をとりこぼすことなく、児童相談所で働く職員の負担を軽減することができる、電話転送サービスのメリットを紹介します。

1. 緊急時には夜間対応も行う児童福祉司という仕事

東京都目黒区で5歳の女の子が虐待死した事件が社会問題になっています。児童相談所に寄せられる虐待に関する相談件数は、2000年から2010年までの10年で4倍になり、年々増加しています。児童相談所が2016年に児童虐待に対応した件数は、12万件と過去最多でした。政府は児童虐待防止の緊急対策をまとめ、法改正も行っています。

児童虐待を防止する意識が高まり、児童相談所への通告や問い合わせの電話が急増する中、とくに大阪、東京、神奈川、埼玉といった都市部の児童相談所は、週末や夜間も電話が鳴りやまない状況です。

児童相談所では、児童福祉司が子供や保護者からの相談に対応しています。児童福祉司とは児童相談所に置かなければいけない職員のことです。家庭環境に問題がある児童や保護者の相談に乗る他、虐待を受けている児童の一時保護など虐待事案にも対応を行います。


2. 児童相談所が抱える人手不足と電話対応の課題

厚生労働省のデータによると、児童相談所における虐待の相談件数が13万3778件に対し、配置されている児童福祉司の数は3235人です。現行の配置基準である「人口4万人につき1人」の基準をクリアしているのは、児童相談所を設置している69の自治体のうち、わずか19の自治体のみです。

児童福祉司1人当たりの児童虐待の相談対応件数は、全国平均で40件ほど。中には1人の児童福祉司が、100件もの虐待案件を抱えているような児童相談所もあります。1人の児童福祉司が現実的に対応できるのは、数人から数十人が限界といえるでしょう。

子供の虐待防止に対する意識が高まっている社会背景の一方で、相談に対応する児童福祉司の数が圧倒的に不足しています。児童相談所にかかってくる電話の一次対応をしている児童福祉司は、勤務時間外で自宅にいる時も、ケータイで緊急電話に対応する必要があります。虐待の通告だけでなく、警察からの緊急通報、保護した親からのクレームや相談電話も、ひっきりなしにかかってきます。土日や夜間も緊急出勤して対応しなければならないケースもあり、長時間のサービス残業は、職員の疲弊に直結する一因にもなっています。


3. 「転送録」で児童や保護者のSOSの声を確実につなぐ

児童や保護者からの緊急電話を確実につなぎ、児童相談所の職員の負担を軽減する方法として、電話転送切替の多機能化ソリューション「転送録」を活用することをおすすめします。

児童相談所の電話を転送電話で連携させれば、すぐに相談したくて電話をかけてきた児童や保護者を待たせることがなくなります。呼び出し時間をWebで簡単に設定できる「転送録」なら、児相所員や児童福祉司の負担を軽減し、電話対応の効率を高めることが可能です。

児童相談所の代表電話がNTTのボイスワープなどと契約していれば、転送録の「一斉呼出転送サービス」「順次転送サービス」を活用することができます。「一斉呼出転送サービス」は、児童福祉士や児童相談所職員「全員」のケータイ番号に、一斉コールして呼び出します。最初に電話に出た人が対応して、「できるだけお待たせしない対応」を実現することができます。一斉呼出の転送先が全員電話に出られなかったり、発信者が電話を切ったりした時は、発信番号をメールで通知し、折り返し電話することも可能です。

「順次転送サービス」は、かかってきた電話を優先順位が高い順に転送することができます。AさんがつながらなかったらBさん、BさんがつながらなかったらCさんと、大切な電話をとりこぼすことがありません。優先順位の変更も、Webで簡単に設定できます。当番制で問い合わせ対応を行う現場での運用に最適です。

また「全国交通ダイヤル」等のサービスと「転送録」を組み合わせて運用することで、緊急電話に素早く、柔軟に対応することも可能です。児童や保護者のSOSの声を児童相談所へつなぐ唯一の手段は、問い合わせ電話です。緊急電話を児童福祉司に確実につなげつつも、児童相談所職員の負担を軽減することのできる、「転送録」の活用を検討してみませんか?


TOP > コラム > 【災害時にも対応】
学校・教育機関の緊急連絡を効率化する電話転送サービス

【災害時にも対応】
学校・教育機関の緊急連絡を効率化する電話転送サービス

公開日:2019/08/26   更新日:2022/12/21

日本は世界的に見ても、類を見ない地震大国です。地震や津波による被害は、東日本大震災の例を見れば、その恐ろしさが理解できます。最近では、6月に山形県沖を震源とする地震が起き、新潟県村上市で震度6強を観測し、149棟が一部破損の被害を受けました。

災害や事故が発生した緊急時は、電話回線が混乱してしまい連絡網が機能しないケースが想定されます。緊急時に学校と教育委員会、災害対策事務局など関係各局との連絡をスムーズに取れる体制を準備しておくことが求められます。災害時の安否確認や学校教育活動の早期再開のためにも重要なBCP対策、転送電話を活用した連絡体制についてご紹介します。

1. 教育現場におけるBCP対策とは

地震など大きな災害が発生した際に迅速に行動するためにも、事前に防災マニュアルの作成、または見直しが必要です。特に学校の場合は、児童生徒と教職員を避難させるための安全確保、避難所や災害対策本部の設置と運営、関係各所への連絡体制の整備など高度な対応が求められます。

防災マニュアルは、学校の教職員が中核になって作成されます。対策本部の組織、災害発生時の対応フロー、避難所の指定などを策定しますが、災害発生後に教育活動を早期に再開するために重要とされているのが、「情報・連絡体制の整備」です。早期再開のためには地域学校安全委員会、学校保健委員会、学校支援地域本部などの地域組織、教育委員会との連携により準備計画を進めなくてはいけません。

そこで参考になるのが、事業を早急に復旧させるために計画するBCP対策です。BCP対策とは、企業が自然災害や事故など緊急事態に見舞われた場合に、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために取る方法・手段を決めておく計画のことです。厚生労働省もBCPの策定を推奨していますが、被災を想定したBCP対策を行っている学校、教育施設は他業種と比較しても割合が低いという状況です。


2. 情報・連絡体制の整備はどのタイミングに必要になる?

情報・連絡体制の整備が必要となるのは、どのタイミングでしょうか?

学校における地震防災のフローチャートでは、「事前~発生時~事後」という3段階の危機管理が定められており、防災マニュアルはこの3段階を踏まえて作成されます。

発災後の、「事後の危機管理」段階で学校は対策本部を設置、避難所の開設・運営を担います。授業再開に向けて教職員は、教育委員会や災害対策本部との連絡を取るために情報・連絡体制の整備を進めますが、固定電話などの通信手段が使えなくなることもあり、スムーズな連絡が難しい状況にあります。


3. 緊急時の代替手段「転送電話」

大規模災害時には、約90%以上の通信制限が行われることがあります(※総務省HPより)。このように、一時的な通信インフラのトラブルにも対応できる代替手段を準備しておくことが重要です。その有効な手段のひとつが「転送電話」です。インターネット回線を用いた転送電話であれば、通信規制を心配することはありません。


4. 災害時のリスクヘッジとして「転送録」が活躍する

災害時には、通信手段が制限され、情報が錯そうして混乱することが予想されます。災害対策本部との連携を迅速に行うためには、各学校ごとで通信インフラのリスクヘッジを図る必要があります。

「転送録」の順次転送サービスなら、登録した複数の電話番号へ優先順位に従って転送します。1番目の連絡先が通話中や不在で出なかった場合、次の番号に転送します。通常、電話転送を設定するには、ボイスワープなど各キャリアの転送センターに電話をかけて手動で番号を登録する必要があり、非常に手間がかかります。しかし、「転送録」はWeb画面で簡単に設定が可能で、転送先の電話番号変更や、優先順位の変更も行えます。

また、一斉呼出転送サービスでは最大10件の転送先電話を同時に鳴らすことができます。事前に教育委員会や災害対策本部の担当者の電話番号を登録しておけば、電話帳から探してかける手間が省けます。

インターネット回線を用いて一斉に呼び出しをする「転送録」なら、災害時にもスムーズに安否確認を取ることができます。効率的な情報・連絡体制を実現する電話転送サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。


TOP > コラム > 電話転送のビジネス活用術⑥ 顧客信用を失わないように効率を上げるコツ!

電話転送のビジネス活用術⑥ 顧客信用を失わないように効率を上げるコツ!

公開日:2018/11/12   更新日:2022/04/26

IT系のライバル企業に勤務する30代営業職リーダーの田中と黒田。互いにライバルでありながら学生時代からの旧友、良き飲み友だちでもある2人の会話から、電話転送のビジネス活用がもたらすメリットについてクローズアップしていくこのシリーズ第6弾。

今回は、ワイドテックの「転送録」の順次転送自動分配転送サービスを活用した顧客満足度向上と業務効率化の両立が話題の中心。いつもの居酒屋で黒田が転送録の賢い活用法を田中にアドバイスしています。

特定の曜日にかかってくる電話を指定の番号に転送する優れもの機能とは?

田中:そうそう、来月から毎週火曜日に新しい客先から発注電話を受けることになりそうなんだ。ただ、当の担当者が多忙で大事な着信が取れない可能性があるんだが、これどうにかならないかな?

黒田:うん、その場合も「順次転送」で解決できるよ。

田中:と、言うと? 

黒田:スケジュール機能を使うんだ。そうすれば、転送先のパターンを自動で切り替えることができる。

田中:特定の曜日にかかってくる電話を指定の番号に転送させられるってことだな?

黒田:その通り。「パターンスケジュール設定」で、曜日ごとに転送先のパターンを入力すれば簡単に登録ができて、一度実行すれば自動で毎日切り替えてくれるんだ。

田中:へえ、そんなこともできるんだな。

「自動分配転送」なら、電話転送が1人に集中しないよう優先順位を自動調整

黒田:「転送録」って、かなりの優れものだろ? ボイスワープ単独ではここまでの機能はないぞ。

田中:分かってるさ。ただ、あらかじめ転送先の優先順位を設定しておいても、特定の誰かに電話が集中してしまったらどうするんだ? 特に月末とか繁忙期になるとその傾向が強くなって、どうしても対応に不備が出るんだが。

黒田:なるほど、確かにそういうことはあるな。でも、「自動分配転送」サービスを使えば、その懸念も一気に解消できるから安心していい。

田中:そんな機能もあるのか?

黒田:うん、自動分配転送サービスというのは、過去の転送記録を解析して転送順位や頻度を調整してくれる機能さ。待機時間やコール回数をもとに誰に着信が集中していて、誰につながりやすいのかをシステムが自動で判断してくれるんだよ。

田中:ということは、電話対応頻度やコール回数からして、第一転送先となっている営業マンにつながりにくいような場合は、よりつながりやすい担当者へ柔軟に転送先を変更してくれるってわけか?

黒田:そう。ただし転送画面で「回数が少ない転送先へ設定」を選択する必要はあるけどね。

田中:いいね、それなら確かに特定の人間にコールが集中しなくていい。客先を待たせることがないから心証も良いだろうし。

黒田:しかも、電話転送を適切に分散できるから、電話対応に追われることなく自分のやるべきことに集中できるという寸法さ。これこそ業務効率化だろ?

転送開始や停止の切り替えも設定画面で簡単に行えて手間いらず

田中:いいね。じゃ、休日出張がある場合はどうだ? 休んでいる他の社員への転送はキャンセルしたいんだけど。

黒田:問題ない。電話転送の開始や停止といった切り替えも設定画面上で簡単に行えるからね。

田中:すごいな、ボイスワープだけじゃとてもそこまでは手が回らない。さすがは「転送録」。ビジネス用にものすごく練られたシステムで驚いた。

黒田:だから感心ばかりしていないで、おまえの会社でも早く導入できるように、上に働きかけないと(笑)。

田中:分かった。今度、決裁権のある上司をここへ連れてくるから、同じ説明を頼むよ。

黒田:またそれか。だけどおまえ、いつか本当に連れてきそうだから怖いよ(笑)。

備忘録 顧客満足と業務効率化は「転送録」で両立できる by 黒田

電話対応に追われると本来の仕事が停滞する、通常業務を優先すると電話対応に不備が出る──と言うのが田中の悩みだったようだ。しかし、顧客満足を向上させることと業務効率のアップは決してトレードオフの関係じゃなく、やり方次第でいくらでも両立できる。それを可能にするのが、「転送録」だ。出先にいる営業マンの誰かが必ず着信を受けることができるから顧客対応の品質も向上するし、一部の社員ばかりに着信が集中するのを防げるから業務もおろそかにならない。これが「転送録」を導入する最大のメリットと言っていいだろう。

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TOP > コラム > 電話転送のビジネス活用術⑤ 「働き方改革」って何から始めたらいい?

電話転送のビジネス活用術⑤ 「働き方改革」って何から始めたらいい?

公開日:2018/10/29   更新日:2023/06/19

IT系のライバル企業に勤務する30代営業職リーダーの田中と黒田。互いにライバルでありながら学生時代からの旧友、良き飲み友だちでもある2人の会話から、電話転送のビジネス活用がもたらすメリットについてクローズアップしていくこのシリーズ第5弾。

今回はワイドテックのクラウド型多機能電話転送サービス「転送録」の順次転送サービスを活用した業務効率化の手法と働き方改革について、いつもの居酒屋で黒田が田中に指南しています。

ムダな残業を解消して、働き方改革を進めるには何が必要?

黒田:今日もまたずいぶん残業が長かったんだな。もうこんな時間だぞ。いや、まあ残業するほど業績が上向いてきたって?いいことじゃないか。

田中:おまえに言われると、すっごくイヤミに聞こえるけど。

黒田:なんだ、違うのか。

田中:ああ、情けないけどな。残業なんてダメな組織の言い訳だよ。

黒田:おいおい、そう後ろ向きになるなって。

田中:とにかく、うちの会社は何をやっても段取りが悪くて。だから毎日、こんな時間まで働いてなきゃならないのさ。

黒田:例えば、どう段取りが悪いんだ?

田中:ほら、前も言ったと思うが、うちは全員が日中外回りだろ。だからNTTの転送サービス「ボイスワープ」を使って客先からの電話を転送して対応してるんだが、これがなかなかうまくいってない。

黒田:つまり、取りこぼしてるってことだろ?

田中:そう。転送先に設定したのに結局電話に出られないことが多くて、着歴を見てあらためて担当者にかけ直したりするんだが、まあ、その度にキツ~イお小言さ。

ボイスワープから「転送録」へのシフトが解決の糸口になる

黒田:まずいなあ。

田中:それだけならまだしも、別のプロジェクトに携わっている人間が電話応対したり、客先と連絡を取ったりしているから、あとで報告を受けても要領を得なくてイライラするんだ。仕方ないから、社に戻って全員でミーティングさ。そこで、“今日はどこの誰から電話があって、誰が受けてどんな対応をした”と部下から報告させて、そこから顧客対応。だから、こんな時間まで残業してなきゃならんってわけさ。

黒田:ところで、おまえの会社、まだ「転送録」導入してないのか?

田中:それそれ、段取りの悪い会社は上の意思決定スピードも遅い。そのくせ、「残業なんて時代遅れだ」とか「うちも働き方改革するぞ」って威勢ばかり良くてな。

順次転送サービスを使えば転送先のミスマッチ解消ができ信頼回復につながる

黒田:しかし、おまえの言う段取りの悪さなんて、転送録を使えば一発解決だぞ。

田中:やっぱり?

黒田:ああ、例えば、転送先のミスマッチは「順次転送サービス」で解消できる。転送先の優先順位を設定しておいて、各プロジェクトの担当者数名に順次転送できるようにすれば取りこぼしも防げるし、対応ミスもなくなるぞ。

田中:うん、即レスが徹底できるな。

黒田:だろ。仮に全員の都合が悪くて着信が取れなければ、その旨、自動でメールが全員に届くからその時点で情報が共有できるって寸法さ。

田中:おお、それはいいな。

黒田:だから始業前のミーティングで後輩に対応について報告させることも、まずいところは指導することもできる。情報共有が前提だから話も早いしな。

田中:確かに、朝のミーティングでそれができれば、残業なんてほとんど解消できるなあ。

黒田:そういうこと。しかもだ、前日に電話対応した人間が顧客と何をどうやり取りしたか始業前に共有できるから、もうその日は誰が着信を取ってもスムーズに話が進むってわけ。

田中:へえ、黒田の会社じゃそれが徹底されていると?

黒田:そうだよ。だから俺はいつもおまえより早くこの席で飲んでいるんだ。

田中:あはは、さすがは働き方改革の大先輩だ(笑)。

黒田:そうそう、1人で悩んでいないで、チーム一丸で取り組む。それが働き方改革を成功させる秘訣さ。

田中:よーし、目指すは残業解消! 早く退社してみんなでここに飲みに来るか。黒田、あいつらの指導もよろしくな。

黒田:おいおい、勘弁してくれよ(笑)。

備忘録 情報の共有化で働き方改革は格段に進む by 田中

仕事の段取りや業務効率が悪い最大の原因はやはり、組織内で情報がしっかり共有されていないことだと黒田の話で大いに納得。転送録の順次転送サービスを使えば、優先順位に基づいた転送先設定ができるだけでなく、仮に全員が着信を取れなくてもその情報が瞬時に共有できるから、その後のリカバリーもしやすい。そう考えると、業務のムダを省いてしかも客先の信頼を得るのに、転送録ほど強力な武器はない。うちの社でも早急に導入して、働き方改革を前進させるべきだと感じた。

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TOP > コラム > 電話転送のビジネス活用術④ 多様化するワークスタイルでもチャンスは逃がさない

電話転送のビジネス活用術④ 多様化するワークスタイルでもチャンスは逃がさない

公開日:2018/10/01   更新日:2023/06/19

IT系のライバル企業に勤務する30代営業職リーダーの田中と黒田の会話から、電話転送のビジネス活用がもたらすメリットについてクローズアップしていくシリーズ。

4回目は、ワイドテックのクラウド型多機能電話転送サービス「転送録順次転送サービス電話転送切替サービスを活用して、いかにビジネスチャンスを広げていくか、多様化する働き方にどうキャッチアップするかといった話題に。では、いつもの居酒屋をそっと覗いてみましょう。

商談中は後輩の携帯に着信させて取りこぼしを防ぐ!

黒田:どうした、顔色が良くないな。

田中:実は、毎週2回、取引先とのミーティングがあるんだが、明日は向こうの重役クラスが何人も参加することになっていてな。ホント、今から胃が痛いよ。

黒田:なるほど、でも、先方のお偉いさんに田中の実力をアピールする絶好の機会じゃないか。

田中:だから、余計に緊張するわけよ。ただ、それもそうなんだが、この時間だけは他の客先からの電話は受けられない。どんなに重要な要件でもな。だから、後輩をボイスワープの転送先に設定しておこうと思うんだが、問題は奴が出先で電話に出られない状況だったらと考えるとまた胸のあたりがこうシクシクと……。

黒田:そういうのは、ワイドテックの「転送録」さえ導入すればすべて解決なんだけどな。例えば、「順次転送サービス」を使えば、転送先に優先順位を付けられるから後輩が移動中や商談中で電話応対できなくても、自動で別の誰かの携帯に着信が行く。で、第2候補がダメなら第3候補、それでもつながらなきゃ第4候補という具合にできるから、電話の取りこぼしも防げて、取引先を不安にさせる事態にはならないよ。

田中:そうだよなあ、黒田ならきっとそう言うと思ってた(ため息)。社長が海外出張中じゃなきゃ、今頃、決済が下りて転送録もとっくに導入済みのはずなのに……。

黒田:仕方ないな。今はおまえが懸念しているようなことが起きないよう祈るしかないってことだ。

特定の日や時間帯で自動切替&解除できる便利機能に注目!

田中:それはそうと、今日は転送録に詳しい黒田に聞きたいことがもう一つあった。

黒田:ん?

田中:さっきのは、俺の携帯にかかってくる電話を後輩に転送するって話だったけどさ、今度は逆に後輩にかかってくる電話を俺が取らなきゃならなくなりそうなんだ。実はその後輩には幼稚園に通い出した子どもがいてな、奥さんと交代で送り迎えすることにしたんだそうだ。

黒田:ほう、イクメンか。

田中:それそれ。だから奴は月曜日と水曜日の朝と夕方は、電話応対ができない。そこで先輩である俺が代わりを務めなきゃならなくなったってわけだが、こんな時はどうすりゃ良いんだっけ?

黒田:スケジューリング機能 ※を使えばいい。これなら転送先を特定の日や時間帯で切り替えたり解除したりといったことが簡単にできるよ。しかも一度設定しておけば転送の切替も解除も自動だから、うっかり忘れる心配もないんだ。

かけてきた相手に転送電話であることを悟らせない優れもの

田中:それは助かるなあ。それと、あと一つ心配なことがあった。

黒田:まだあるのか(笑)。今度は何だって言うんだ?

田中:うちの会社、NTTのボイスワープを使ってるだろ。そしたら、新規の取引先から「君のところは転送電話を使っているのか?」ってすかさずチェックが入ったんだよ。まさか転送録じゃそういうことはないだろうな?

黒田:この間も言ったはずだけど、転送録のすごいところは、かけてきた相手に転送電話だってことを悟らせない点だ。順次転送を使えば保留音からして、よくある「プップップ」音じゃないし、設定した転送先が全員応対できない場合でも、「ただいま電話に出ることができません。しばらくたってからおかけ直しください」という音声ガイダンスを流せるから不信感を与えることもない。

田中:ああ、良かった。それを聞いて安心したよ。

黒田:ホント、おまえの心配性は相変わらずだな。ま、転送録ユーザーの俺が言うんだから間違いないよ。それより導入は1日も早くな!

転送録は「働き方」そのものを変えるかもしれない by 黒田

今や多様なワークスタイルが選択できる時代。夫婦共稼ぎでも家事や子育てを分担しながら仕事もしっかりこなす若い世代が増えてきた。また、なかには親の介護で働ける時間や曜日が限られてくる年配世代もいる。その意味で、携帯電話と転送録の組み合わせは現代にベストマッチなシステムだと思う。

出先にいようが、自宅でテレワークに従事していようが、これなら、客先とのコミュニケーションに一切の支障が出ないからだ。この転送録さえ導入すれば、勤務時間や通勤といった制約から多くの人が解放されるだろう。もしかすると、転送録は日本人の働き方を根本から変える“推進剤”になるかもしれない。

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TOP > コラム > 電話転送のビジネス活用術② 面倒な転送切替を自動化するやり方

電話転送のビジネス活用術② 面倒な転送切替を自動化するやり方

公開日:2018/09/03   更新日:2022/03/25

IT企業にA社とB社にそれぞれ勤務する田中と黒田は、共に30代前半にして営業職リーダー。大学時代から長い付き合いがあることから、プライベートでもよき飲み友だちで、今日も新橋にある居酒屋で一献傾けながら語り合っています。今宵は、先日の続きで、電話転送をビジネスに活用するための極意を黒田が田中にアドバイス中。面倒な転送切替をどう自動化するかが話題の中心のようです。


田中
業績不振に悩むIT企業勤務の30代営業職リーダー。仕事柄、1日の大半を外回りで過ごす。チームの全員が同じような行動パターンなので、日中はオフィスが無人になることもあり、客先の電話対応の遅れが常態化。本人もそれが問題の元凶だと感じている。

黒田
田中と大学の同期で、ライバル会社に勤務するデキるビジネスマン。すでに社内では「転送録」を活用し、クライアントからの電話や緊急連絡の取りこぼしを防いで、ビジネスチャンスを上手に活用している。電話転送の利点をよく知る立場から、田中に対し、転送録の活用やそのメリット、機能についてアドバイスすることになった。

客先からの電話を取りこぼさないためのダメ押し機能、転送先の優先順位設定

田中:もう少し、その「転送録」っていうサービスについて教えてくれないかな。

黒田:ああ、いいよ。例えば?

田中:あらかじめ登録しておいた複数の電話番号を一斉に呼び出して、最初につながった相手(転送先)に転送できる一斉呼出転送」のよさは十分わかった。しかも、最大10件まで転送先を登録できるっていう点も申し分ない。でも、一つ気になることがあるんだ。

黒田:と、言うと?

田中:確かにうちは少数精鋭でやってるけど、全員が同じレベルっていうわけでもない。俺みたいに10年選手もいれば、入社したての若いのだっている。たまたま、転送された先がベテラン社員や中堅社員ならいいが、経験の浅い奴が電話を取って対応でミスったりしたら、客先の心証だって悪くなりかねない。要は、その辺をどうクリアするかだ。

黒田:なるほど。でも、転送録には「誰」に優先して転送するかをあらかじめ設定する順次転送サービスと組み合わせて利用すればいいよ。

田中:おいおい、それを早く言えって(笑) ってことは、社長につながらなかったら俺、俺につながらなかったら鈴木、鈴木でダメなら島田、島田につながらなかったら横川って感じで、つながるまで転送し続けられるってことか?

黒田:正解。電話対応を複数の人間で分担できるだけでなく、そこに優先順位というパラメーターを設定できるのがこの順次転送サービスの優れたところさ。

田中:そりゃいい! ただ心配なのは、その設定を切り替えるやり方さ。面倒じゃないといいけど。

電話転送切替サービスのスケジュール予約機能でうっかりミスを防止

黒田:転送録のすごいところは、転送先を増やせることだけじゃなく一斉呼出転送」や「順次転送」を組み合わせて、活用の幅をぐんと広げることができる点さ。もちろん、多機能になった分、操作性も十二分に練られているから安心していいよ。例えば、電話転送切替サービスを選べば、転送先の登録や編集、削除はWeb上で簡単にできるようになる。ボイスワープのような従来の転送サービスだと「転送開始」「転送停止」「転送先変更」を電話機のプッシュ操作で設定する必要があったけどね。

田中:へえ、至れり尽くせりだねえ。でもさ、営業時間や時間外で転送先を変更しようとすると、いかにWeb上で操作できると言っても、その都度切り替えるのはさすがにしんどくないか?
例えば、うちの場合、ITセミナーの講師を務める社長には夕刻以降は転送禁止にしたいし、家庭の事情で特定の曜日には早く帰宅しないといけない社員もいるから、その場合も転送をオフにしたいんだけどな。

黒田:それなら、一斉呼出や順次転送のオプション機能「スケジュール予約機能」を使えばいい。「営業時間内は全員へ転送」「営業時間外は特定のスタッフにのみ転送」といった日時や曜日ごとの切り替え設定も電話転送切替+順次転送や、電話転送切替+一斉呼出転送のように異なるサービスを組み合わせれば可能だよ。もちろん特定の曜日に誰かを転送禁止にすることも、その逆も簡単にできる。しかも、こうした処理は自動化されているから、転送開始や停止を忘れる心配もない。うっかりミスで客先への対応に不備が出るという事態もこれなら回避できるよ。

田中:そこまでできるとは、さすがに恐れ入った。まさに転送録はビジネス無双だな(笑)

キャリアごとに異なる転送切替設定。でも詳細な説明ページがあるから安心

黒田:確かに。でも、注意しておきたい点がないわけでもない。基本的に転送録はキャリア系の電話転送サービスと連携しているから、転送切替の設定は各社で違うんだ。ただ、この点もあまり気にしなくていい。なぜなら、ワイドテックの商品サイトにはNTTの「ボイスワープ」や「ひかり電話ボイスワープ」、KDDIの「着信転送サービス」、ソフトバンクの「多機能転送サービス」、NTTコミュニケーションズの「自動着信転送サービス」といった各キャリアのサービスごとに転送切替の仕方をわかりやすく解説したコンテンツがあるからね。ほら、ここ(と、持参していたタブレットでそのページを見せる黒田)

田中:うちはNTTだからボイスワープか。なんだ、思ったより簡単だなあ。

黒田:お前もIT業界人なんだから、簡単で当たり前だろ。しっかりしろ(笑)。

備忘録 使い勝手のよさがビジネスチャンスを生かす by 黒田

どんなに便利なシステムでも使い勝手が悪いとそのよさを十分引き出せない。転送録なら複雑な電話転送切替の設定も簡単で、切替も自動処理で行えるからミスがない。ちょっとした落ち度でも客先からの信頼を失いかねないことを考えると、転送録のこうした機能、使いやすさはとても頼もしい。何より、転送先に優先順位が付けられるのも、小規模な企業やチームにはありがたいスペックだと思う。

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TOP > コラム > 無応答時だって優先順位をつけて電話転送~順次転送サービス~【後編】

無応答時だって優先順位をつけて電話転送~順次転送サービス~【後編】

公開日:2018/04/27   更新日:2022/03/25

前編 でお伝えした「転送録」の順次転送サービス。このサービスには11もの機能がついているとお伝えしましたが、この機能を使うことでビジネスにどんなメリットがあるのでしょうか? 詳しく解説していきます。

1. 「転送録」の順次転送サービスを導入する3つのメリット

無応答時だって優先順位をつけて電話転送~順次転送サービス~【後編】

ワイドテックの順次転送サービスには、大きく3つのメリットがあります。11にもおよぶ機能 を組み合わせることで生まれるメリットによって、ビジネスの可能性は大きく広がります。

メリット1:無応答時は自動で順次転送! だから取りこぼしの心配がなくなる

例え最初のスタッフが電話に出られなくても、次のスタッフ、また次のスタッフ……と追いかけながら順次電話をつないでいくので、「電話しているのに誰も出てくれない!」という事態を避けられます。

お客様からの電話にスムーズに出られなければ、機会損失を招くだけでなく、信用を失うことにもつながります。「あの会社、肝心な時にいつも電話に出てくれない。このまま取引を続けていいのかな……」、と思われてからでは取り返しがつきません。

メリット2:転送順位を自由設定! スケジュールに合わせて設定変更が可能(オプション)

順次転送サービスでは、最大10件まで電話番号を登録することができますが、電話を転送する順位は自由自在に設定することが可能(※別途、順次転送のオプション“スケジュール機能”のご契約が必要)です。

「Aさんは月曜日と水曜日の転送順位を最初にして、火曜日と木曜日は転送順位を10番目に下げよう」「休日にお客様から緊急の電話があったら、担当者のAさんBさんCさんで対応しよう。でも、負担が偏るといけないから、順次転送の優先順位は毎週変わるように設定しよう」「Cさんは最近業務量が多いから、転送順位を下げて負担を減らしてみよう」など、勤務スケジュールや業務量の過多、会社の営業時間の都合などに合わせて、転送順位を設定できます。

また、万が一誰も電話に出られなかった場合は、「ただいま電話に出ることができません。しばらく経ってからおかけ直しください」とアナウンスしてくれます。その後、自動的に通話が切断されるので、お客様に余計な時間を取らせる心配がありません。

メリット3:「携帯電話に転送されている」ことを、お客様に感じさせない!

「転送録」オリジナルの保留音使用することで、お客様に「もしかして、携帯電話に転送されているかも」という不安を与えずに済みます。「転送録」以外の一般的なサービスでは、携帯電話に転送される際に異なる保留音が流れるので、携帯電話に転送されることがお客様に伝わってしまいます。

「転送録」の順次転送サービスでは、まず初めに「順番におつなぎしますので、そのままお待ちください」とアナウンス。その後は、オリジナルの保留音に切り替わって順次転送を行います。

すぐに電話に応答して欲しいお客様からすれば、携帯電話に転送されていることが伝わると、不安に感じてしまう恐れもあります。「この会社、オフィスに誰もいないのかな?」「携帯電話に転送されているみたいだけど、たらい回しにされているのかな?」など、さまざまなポイントから不安を察知してしまうかもしれません。

などなど、大切なお客様に細かな配慮することができます。なお、このオリジナルの保留音は、こちら から視聴することができます。


2. 順次転送サービスで、可能性は無限大に

無応答時だって優先順位をつけて電話転送~順次転送サービス~【後編】

ここまで順次転送サービスを細かく見てきましたが、いかがでしたか? 電話転送やボイスワープ、多機能転送など、電話転送を自動切替するサービスはいろいろあります。でも、この「転送録」を活用すれば、電話転送が自動化されて業務が効率化されるだけでなく、順次転送サービスのたくさんの機能やメリットにより、よりビジネスの可能性を広げることができます。


3. 「リトライ機能」「転送元案内トーキーオプション」が追加!

順次転送サービスに、さらに機能とオプションが追加されました。「リトライ機能」 は、万が一誰も電話に出ることができなかった場合、もう一度最初の優先順位から順次転送が繰り返される機能です。

「転送元案内トーキーオプション」 は、電話が転送されてきたスタッフが通話する前にメッセージを受け取ることができるオプションです。例えば、「オフィスから電話が転送されてきました。対応をお願いします」などのメッセージを通話前に聞くことができます。


TOP > コラム > 無応答時だって優先順位をつけて電話転送~順次転送サービス【前編】

無応答時だって優先順位をつけて電話転送~順次転送サービス【前編】

公開日:2018/04/04   更新日:2022/03/28

「大切なお客様から電話がかかってきても、手が離せなくて電話に出られないことが多い」「大切な商談中は、電話があっても通話することができない。他の担当者が出てくれれば助かるのに」――、そんなお悩みはありませんか? すぐに電話に出られなければチャンスロスを生むだけでなく、お客様からの信用を失うことにもつながりかねません。

「そうは言っても、日中はみんな外回りに出ているからすぐに電話に出られない……。誰かが電話に出るまで、優先順位をつけて順番に転送できたら解決するのに……」、そんな悩みにお応えできるのがワイドテックの 転送録 です。
転送録の 順次転送サービス を使えば、通話が成立するまで登録済みの電話番号に次々と転送できます。たとえ最初の担当者が電話に出られなくても、次の担当者、さらに次の担当者……と順々に転送していくので、お客様の信用を失う心配がなくなります。

1. 無応答時だって安心! 順次転送サービスの11大機能

無応答時だって安心! 順次転送サービスの11大機能

順次転送サービスには、11にもおよぶ機能があります。これらの機能を組み合わせることで、「お客様担当者が休みでも、ほかの担当者につながるから顧客満足度が下がらない」「お客様の緊急時でも、誰かが対応できるから安心」など、ビジネスの大きな味方になってくれます。

機能1:優先度をつけて順番に転送できる!~優先度設定~

最大10件まで登録できる電話番号に優先順位をつけて、番号順に順次転送できる機能です。しかも、スケジュール機能(別途、オプション契約が必要)と組み合わせれば、「Aさんは水曜日が休みだから、その曜日だけ優先順位を下げておきたい」「Bさんは10~12時まで大事な商談があるから、その時間帯だけ優先順位を下げておこう」などのカスタマイズも可能です。

機能2:開始・停止もポチっ!でOK~カンタン設定~

カンタン設定できるので、難しい操作や煩わしい手間ひまが必要ありません。わずかな設定だけで、順次転送サービスがご利用いただけます。「業務量を考慮しながら、フレキシブルに優先順位を変えたい」「急遽、Aさんが高熱で欠勤! 優先順位を下げなくちゃ」などのケースもカンタンに設定の変更が可能です。

機能3:「誰が電話に出た?」もすぐ分かる~処理履歴の管理~

順次転送の結果を記録できるので、「誰が・いつ電話に出たか」「何回目の順次転送で電話に出られたか」を把握することがきます。この蓄積された記録をベースにして、「電話に出る負担がBさんにばかり集中している。優先順位を調整しよう」「比較的業務量が少ないCさんの優先順位を上げれば、もっと早い段階で電話に出られる」といった業務の調整ができるので、お客様の満足度を上げる取り組みにも活かすことができます。

機能4:最短3秒から設定できる~1番号への呼び出し時間設定~

電話の呼び出し時間を、3~60秒の間でWeb上から設定できます。しかも「Aさんは10秒呼び出して出られなければ次へ転送、Bさんは20秒で転送」といった具合に、一人ひとり異なる設定が可能です。

機能5:非通知の電話をシャットアウト!~電話番号非通知対応~

ディスプレイに表示される「非通知着信」の文字。「誰からの電話だろう? 怖いな……」と感じた経験はありませんか? 電話番号非通知対応機能では、非通知での着信をやんわりと拒否することができます。「番号を通知しておかけ直しください」と、柔らかくアナウンスすることで角を立てることなくシャットアウトできます。

機能6:発信者の電話番号がメールで届く!~発信者番号お知らせ通知~

発信者の番号をメールで受け取れる機能です。「通話の不成立時(順次転送しても誰も電話に出られなかった、発信者が切断した場合など)」「通話の成立時(エンドユーザーとの通話終了時)」を条件指定しておくことで、自動的にメールが配信されます。「通話が不成立だったから、すぐさま折り返さなくちゃ!」など、お客様に対して配慮のある対応をすることができます。

機能7:呼出中もノンストレスで待てる~呼出音設定~

「早く電話に出てくれないかな? まだかな?」と、お客様のストレスが溜まりがちな呼出中の時間。そんな時も通常の呼出音(リング音)以外に、ワイドテック独自の 保留音 をご用意しています。「あ、電話を転送されているな」と気づかれないので、電話を待つ時間を快適にお過ごしいただけます。

機能8・9:着信するのは指定した番号だけ!~着信許可&拒否番号設定~

最大50件までの電話番号を、着信許可もしくは着信拒否することができる機能です。これで迷惑電話や業務に必要のない電話を遮断することができます。着信を取捨選択できるので、より一層、業務に集中することが可能です。

機能10:スケジュールを決めて自動で切替!~スケジュール機能(オプション)~

「Aさんは毎週水曜日が休みだから、パターン化して優先順位を下げるように設定したい」「営業時間が過ぎたら、自動的に順次転送に切り替えたい」など、あらかじめスケジュールをパターン化させることで、自動的に順次転送サービスに切り替えることができる機能です。いちいち設定を登録し直す必要がないので、業務効率がグンと上がります。

機能11:通話前にどこからの転送か教えてくれる~転送先案内トーキー(オプション)~

電話に出る前に、「電話番号××-××-××から転送されてきた電話です」と音声ガイダンスで知らせてくれます。「あ、この番号なら●●商事の受付用だ。例の商談の件だな」と、事前に把握できるのでスムーズな会話ができるでしょう。


2. 順次転送サービスの機能を使いこなせばビジネスチャンスが広がる!

順次転送サービスの機能を使いこなせばビジネスチャンスが広がる!

ご紹介した11にもおよぶ順次転送サービスの機能。これらを上手く使いこなすことで、ビジネスはもっと効率的になるでしょう。転送するスケジュールをあらかじめ決めておけば、わざわざ設定を変更する必要がないので、大幅な業務効率が期待できます。一部のスタッフにだけ電話が集中することも避けられので、ストレスの軽減にも大きな効果があるでしょう。本来の業務に集中することができるようになるのも、順次転送サービスを導入すると得られる大きなメリットです。

まだまだある順次転送サービスを導入するメリットは、後編コラムでご紹介します。


TOP > コラム > 横断的に企業の損失に備える、事業リスクマネジメントの手法とは?

横断的に企業の損失に備える、事業リスクマネジメントの手法とは?

公開日:2017/07/31   更新日:2022/03/28
事業リスクマネジメントの手法

近年、IT技術の進歩や情報化に伴い、企業を取り巻く環境変化はスピードを増しています。企業が直面するリスクは多様化し、リスクを適切に管理するためのリスクマネジメントが不可欠です。今回は事業リスクマネジメントの手法と、リスクマネジメントに対応した組織づくりの方法についてご紹介します。

事業リスクマネジメントとは

事業リスクマネジメントとは、将来起こりうるリスクを事前に把握し、損失を回避したり低減したりする取り組みを指します。

では企業が直面するリスクとは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
まずは大きなリスクの1つとして、情報漏えいがあります。今では業務の中でPCをインターネットに接続して使うことが当たり前になっていますが、やりとりする情報の中には顧客情報や営業秘密などの機密情報が含まれることも少なくありません。
情報漏えいによって企業イメージが失墜したり、賠償費用が発生したりすれば、企業は信頼を失い、その存続にも影響しかねません。このような事態を防ぐため、社員に情報漏えいの危険性を周知させるとともに、情報の持ち出しをさせない体制をつくりましょう。

また事業リスクには、情報漏えいのような人的ミスから発生するもの以外に、災害リスクがあります。災害による損害を低減させるため、企業の資産や顧客は可能な限り分散させ、二重・三重の情報のバックアップを行うことを定めましょう。
一度災害が起きると、企業運営が滞るだけでなく、防災対策が不十分だったために被害が拡大すれば、企業のイメージダウンにもなります。リスクマネジメントは後回しにせず、速やかに取り組むことが大切です。

リスクに備えた横断的な組織づくり

横断的な組織づくり

リスクに備えるためには社員一人一人の取り組みはもちろん大切ですが、リスクに強い組織づくりも大切です。例えば、起こりうるリスクごとに組織が取るべき行動をあらかじめマニュアル化することは有効です。想定していたリスクであれば、各社員がマニュアルに従って迅速な対応を取ることができます。
また、組織横断的なリスクマネジメントを行うため、役割分担や連絡網を作成しておきましょう。対応すべき手順と役割分担を定めることによって、誰がどのように対処すれば良いのか明確になります。

リスクの大きさは、リスク発生時の影響の大きさと発生確率の積によって求められます。全てのリスクについて対応策を考えることは困難であるため、リスクの大きさを目安に優先順位を付けると良いでしょう。

リスク発生時の連絡手段を確保する

連絡手段を確保

事業リスクマネジメントを実施する際、リスクが発生したときにステークホルダーと連絡を取るためのコミュニケーション手段の確保も考慮しなくてはなりません。例えば、不祥事が起きれば、その問題への対応で顧客や取引先とのコミュニケーションがおろそかになってしまう可能性があります。
このような事態を防ぐためにおすすめしたいのが、電話の順次転送サービスの導入です。順次転送サービスとは、複数の電話番号に優先順位を設定し、顧客や取引先から電話があった際に順番に転送するサービスです。
「転送録」の順次転送サービスは独自の音声ガイダンスと保留音を使用しているため、電話をかけてきた相手には転送していることを感じさせません。

おわりに

1,000万円の利益を生み出すことと、1,000万円の損失を回避することは同じ価値を持ちます。リスクマネジメントが適切に行われていれば、慌てることなく事業を継続、もしくは復旧させることが可能です。
企業は常にさまざまな脅威にさらされています。どのような事態においても健全な企業運営をするためにはリスクマネジメントが必要不可欠です。ぜひこれを機にリスクマネジメントに取り組んでください。


TOP > コラム > 売上を上げるには?簡単にできる売上アップの方法と対策

売上を上げるには?簡単にできる売上アップの方法と対策

公開日:2017/06/12   更新日:2022/03/25
簡単にできる売上アップ

企業の経営者やマネージャーは、売上を伸ばすためにいつも大変な苦労をしているでしょう。業界や職種に応じた売上アップのノウハウはさまざまですが、どの分野にも共通した方法があります。今回は売上向上のための考え方や方法についてご紹介します。

売上は顧客数と顧客単価で決まる

売上とは、提供したサービスの対価として顧客から得るお金のことです。売り上げは顧客数と顧客単価の2つの要素により構成され、「売上=顧客単価×顧客数」で計算することができます。したがって、売上アップのためには「顧客単価を上げる」「顧客数を増やす」という2つのアプローチが不可欠です。

顧客満足度を高めて顧客単価を上げる

顧客満足度を高める

顧客単価を上げるためには、提供するサービスに対して顧客に満足してもらうことが欠かせません。顧客の期待を上回るサービスを提供することでサービスの満足度は高まり、顧客の信頼を得、より高単価な購買行動につながります。

サービスを提供する際はクオリティーだけでなく、スピードも意識してください。スピードとは、サービス依頼から提供にかかる時間はもちろん、不測の事態が起こった際に迅速に対応することなども含みます。事前に競合他社の調査を行い、自社サービスのクオリティーやスピードの参考にすると良いでしょう。

既存顧客を守り新規顧客を獲得する

顧客数を増やす

顧客の課題把握による新規顧客獲得

顧客は、既存顧客と新規顧客に分けられます。売上アップのためには、既存顧客を逃さないように顧客満足度を維持しつつ、新規顧客の獲得を図ることが重要です。

新規顧客獲得のためにはサービス導入により得られるメリットを顧客に納得させる必要がありますが、顧客が自分の欲しいものを分かっていないというケースは少なくありません。ヒアリングを通じて顧客が抱える問題点やニーズを明確化した上で、自社サービスが顧客にどのような価値を提供することができるのかをわかりやすく説明しましょう。

また、新規営業をプランニングする際には市場を分析することも大切です。営業先にも優先順位を設け、効率的に顧客獲得を図りましょう。 例えば、他社の類似サービス導入済み企業に買い替えを提案するよりも、未導入企業に商品を提案した方が購入に結び付く可能性が高いと言えます。

既存顧客のロイヤルカスタマー化

既存顧客を維持し続けるためには、顧客のロイヤルカスタマー化が必要です。ロイヤルカスタマーとは、自社サービスに対する忠誠心の高い顧客です。他社サービスに流れることなく、自社サービスを導入してくれるため、安定した収益を見込むことができます。

このようなロイヤルカスタマーを増やすためには、自社サービスを無理に売り込む営業よりも、長期的な信頼関係の構築を優先させ、顧客ニーズをきちんとくみ取り顧客にとって本当にメリットのあるサービスを提供しましょう。

「いつでもすぐに連絡が取れる」という安心感を顧客に与える

多くの企業がメールによる問い合わせや相談を常時受け付けていますが、メールの場合、顧客から連絡が来てから返信するまでに時間を要してしまい顧客に不安を与えてしまうことがあります。

そのため、顧客からの電話連絡にすぐに対応できる体制を作る必要があります。日中であれば、社内の担当者が電話を取れるでしょう。問題となるのは営業時間外ですが、電話転送サービスを利用して、担当者に電話を転送する方法があります。順次転送サービスの場合、電話の転送先に優先順位を付けることが可能です。

どんなときも連絡が取れる状態が、顧客の大きな信頼につながります。

おわりに

顧客数と顧客単価は売上を左右する大きな要素であり、この2つの要素を底上げさせることが売上拡大の鍵となります。顧客に選ばれる企業となるため、顧客が抱える問題について情報共有し、自社がどのような形で顧客に価値を提供できるのかを考えましょう。


TOP > コラム > 固定電話も携帯も。販売機会を最大化する複数回線の順次転送とは?

固定電話も携帯も。販売機会を最大化する複数回線の順次転送とは?

公開日:2017/05/29   更新日:2022/03/25
複数回線の順次転送

「オフィスに電話がかかってきたのに、誰も人がいなくて電話を取り損ねてしまった」「緊急の対応に追われていて電話を取る余裕がない」など、電話についてはさまざまな不満を抱えている方は多いのではないでしょうか。
電話対応の専門要員がいれば助かりますが、通常は通常業務と電話対応を兼任することが一般的です。その場合、特定の社員が電話を取ることになり、業務がなかなか進まないという問題も生じてきます。そのようなときに便利なサービスが、今回ご紹介する「転送録」の順次転送です。

順次転送とは

順次転送

順次転送とは、あらかじめ設定してある番号に電話を順番に転送していくことができるシステムです。順次転送を用いることで大事なお客様からの電話の取りこぼしを防ぎ、販売機会を最大化することができます。

転送先の番号を最大10番号登録できるため、1つの業務を何人かで担当している場合は、お客様に提示している番号は1つでも、その番号にかかってきた電話を10名で受けることができる点が順次転送のメリットです。転送先の番号に優先順位を設定し、優先度の高い番号から順に転送します。
社員が外出していることが多く、社内で電話を受けられないという場合は、社員の携帯電話に転送する設定にしましょう。

順次転送のスケジュール機能を利用すれば、時間帯や曜日ごとに転送先の優先度を変更でき、特定社員に電話が集中する事態を防ぐことが可能です。ただし、順次転送サービスを使うためにはあらかじめ留守番電話サービスを停止しておくことが必要です。

転送していることを感じさせない「保留音」

保留音

会社にお客様からの電話があり、携帯電話に転送した場合、通常の呼び出し音では、転送されていることがお客様に伝わってしまいますが、独自の音声ガイダンスと保留音を使用した転送録の順次転送であれば、そのような心配は不要です。
電話の着信があると音声ガイダンスの後に保留音が流れ、優先順位の高い番号から順に転送します。転送先の最後の番号までコールし、それでもつながらない場合は音声ガイダンスを流して電話を切ります。

お客様は電話が転送されていることを感じることなく、ストレスフリーでお使いいただくことができます。

順次転送を導入する際の注意点

順次転送に使用することができる番号は、「050」「03」「0120」の3つです。企業の規模や、業種・業態、導入する部署の特徴から最適な番号を選択すると良いでしょう。
ただし、現在使っている番号をこの順次転送サービスに利用することはできません。また、東京23区内に事務所または拠点を置く場合でなければ、03の番号は契約できないという条件もあります。

料金は選択した番号によって料金が変わります。050では基本料金が月2,500円であるのに対し、03と0120で始まる番号の場合は3,300円になります。また、基本料金の他にサービス利用料金(通話料)、スケジュール機能を利用する場合はオプション料金がかかります。

順次転送では、転送先の電話に表示される番号がエンドユーザーの番号ではなく、転送電話の番号になります。したがって、電話を取る際に発信元の電話番号を確認できませんが、メールで別途発信元の番号を確認するサービスがあります。
エンドユーザーが転送中に電話を切ってしまった場合にもメールが送信されるため、電話をいただいたお客様に対する折り返しの電話を忘れることもなくなります。

おわりに

順次転送を使うことで、お客様の電話を確実に取ることができ、サービス向上につなげることができます。また、転送先番号の優先度を変えることでスタッフの負担を均等化でき、業務効率がアップします。ぜひ順次転送の導入をご検討ください。


TOP > コラム > クレーム電話を利益につなげる、企業と社員を育てるクレーム対応

クレーム電話を利益につなげる、企業と社員を育てるクレーム対応

公開日:2017/05/22   更新日:2022/03/28
企業と社員を育てるクレーム対応

いつも真摯な対応を心掛けていても、クレームをゼロにすることは難しいものです。クレーム対応の仕方によってはお客様の感情を逆なでしてしまい、収拾がつかなくなる可能性もあります。

しかし、企業に対して意見をはっきりと伝えてくれるお客様は貴重な存在であり、クレームから学ぶことも少なくありません。そこで今回は、企業と社員が成長するためのクレーム電話への対応をご紹介します。

クレームは待たせないことが大切

待たせないことが大切

クレーム電話に対応する際は、電話口で相手を待たせないことが大切です。お客様は会社のサービスに対して何らかの不満を抱えており、待たされることを大変なストレスに感じます。
かかってくる電話が問い合わせなのか、クレームの電話なのかを判断することは困難なため、常日頃から着信があった場合は素早く対応する必要があります。

このようなシーンで便利なサービスが、順次転送サービス」「一斉呼出転送サービス」「自動分配転送サービスの3つです。

順次転送サービスとは、設定した時間内に電話が取れなかった場合、次に指定された番号に自動的に電話が転送される仕組みです。
転送先最後の電話番号までコールし、不通の場合は、「ただいま電話に出ることができません。しばらくたってからおかけ直しください」という音声ガイダンスを流した後で電話を切るため、お客様に電話が転送されていることを感じさせません。

一斉呼出転送サービスとは、あらかじめ設定しておいた転送先を一斉に呼び出すサービスです。一斉に呼び出すため、電話がつながるまでの時間を短縮することが可能です。緊急時の電話やお客様からの電話などの大切な電話を、より早く受けることができます。

自動分配転送サービスとは、事前に設定した分配基準に応じて電話を転送するサービスです。特定の担当者に業務負荷を集中させたくない場合は、自動分配転送サービスでクレーム電話を分散させると良いでしょう。

この3つのサービスの中から業務に合わせて選択することで、クレームの電話を取るまでの時間を格段に短くすることができます。

クレーム電話をサービス向上につなげる

サービス向上につなげる

クレーム対応ではクレームの原因を明確にすることが重要です。その場しのぎの謝罪では、お客様を余計に怒らせてしまうことにもなりかねません。このような状況を回避するため、まずお客様の意見にきちんと耳を傾け、何に怒っているのか、何が不満だったのかを把握しましょう。

また、お客様の話を十分に聞かずにクレームの原因をすべて自社の責任とすることは避けてください。さまざまな意見の中には、理不尽なクレームやお客様の勘違いによるクレームも少なくありません。
クレーム対応の際は誠意を示すことが大切です。会社に非がある場合は謝罪や商品の交換など、会社としてどこまで対応できるのかを伝えます。 クレームの対応に誠実に対応することは、企業の評価を上げることにもつながります。

クレームを業務にフィードバックする

クレームの内容や原因を究明した後は、クレームを速やかに業務に反映させましょう。いくら企業がクレーム対応のために順次転送や一斉呼出転送などのサービスを導入しても、社員一人一人のレベルが低いままでは、クレームを減らすことはできません。
クレームの発端となった社員の接客態度やスキルの向上を図ることはもちろん、会社全体でクレームの情報を共有し、全社員のレベルアップに取り組みましょう。

おわりに

一概にクレーム電話の対応といってもさまざまな方法があります。クレーム対応の基本はお客様の話を徹底的に聞くということです。相手が怒っている理由を明確にし、それを解消することがクレーム対応には欠かせません。お客様の声に耳を傾け、企業の利益につなげてください。


TOP > コラム > コールセンターの構築や業務委託を電話転送で代行しませんか?

コールセンターの構築や業務委託を電話転送で代行しませんか?

公開日:2017/04/19   更新日:2022/04/14
業務委託を電話転送で代行

大手企業がクレーム対応や商品の説明、販売を目的として設置するコールセンターを自社で構築するためにはノウハウが求められる他、設備投資費や人件費などのコストも覚悟する必要があります。
コールセンター業務を外部業者へ業務委託する場合も大きな費用負担を伴うだけでなく、期待していたほどの高品質なサービスを受けられないこともあります。
今回はコールセンターの構築や業務委託を電話転送で代行する方法についてご紹介します。

電話転送サービスの必要性

自社にかかってくる電話はビジネスの生命線です。自社構築したコールセンターで苦情対応や商品の受注などを行う企業もありますが、シフトを組んで24時間体制で電話を受ける大型センターを持てる企業ばかりではありません。
特に少人数で事業運営をする場合、電話を受けるために社員を待機させているということもあるでしょう。

しかし、全社員が営業活動や打ち合わせなどで外出してしまうと、貴重なお客様からの電話を逃してしまいます。また、営業時間外に緊急でかかってきた電話を受けることができません。 一方、電話転送サービスであれば、固定電話にかかってきた電話を担当者の携帯電話に転送するため、電話を取りこぼす心配がありません。

【電話転送の活躍シーン1】訪問介護事業所

訪問介護事業所
利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、訪問介護員(ホームヘルパー)が介護や生活支援を行うのが訪問介護事業所です。訪問介護事業所を利用されるお客様が突然体調を崩されて、事業所に緊急の連絡が入ることがあります。
電話転送サービスを利用している場合、営業時間外はあらかじめ担当者の携帯電話につながるように設定しておくことで、利用者と直接連絡を取ることが可能です。

コールセンターを設けたり、外部業者に委託したりすることも1つのアプローチですが、利用者の普段の様子を知っている事業所のスタッフが電話を受けた方が、適切に迅速な対応をすることが可能です。 事業所の訪問介護員であれば、利用者からの電話を聞いて、わずかな体調の変化に気づくことができます。しかし、利用者と普段接していないコールセンターや業務委託された外部業者の場合、話だけ聞いて大事に至らないと判断し、後で病状が急変することもあります。

年中無休の訪問介護事業所もありますが、土日・祝日及び早朝・夜間は営業していない事業所もあります。このような場合も電話転送サービスで担当者が連絡を受けることができます。 スタッフは利用者の話を聞いて、一刻も早く利用者宅を訪問する必要があるのか、それとも救急車を手配する必要があるのかなどをすぐに判断することができます。

【電話転送の活躍シーン2】製造工場システムの保守

製造工場システムの保守
最近はIT活用により製造業が生産性を向上させる一方で、システム障害によって工場の生産ラインが止まってしまうリスクもあります。特に24時間稼働している工場であれば、生産ラインがストップすることによって大きな損害が発生します。

企業はシステムのメンテナンスを行う業者と契約を結んでいますが、業者側担当者の携帯電話番号を工場側に伝えていても、担当者が出られないケースも考えられます。
したがって、固定電話の番号を伝えておき、一斉呼び出し転送サービスで複数の担当者の携帯電話に連絡が入るようにすることで、担当者の中の誰かが対応できる体制をつくると良いでしょう。

おわりに

コールセンターの構築や業務委託の場合、かなりのコストがかかりますが、電話転送であればコストを抑えられるだけでなく、導入までの期間も短くできます。コールセンターや業務委託のスタッフと話すよりも直接社員と話したいというお客様も少なくありません。ぜひ電話転送サービスの利用をご検討ください。