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電話対応をDX化!IT企業が電話転送で劇的にビジネス効率を上げる! (2022年4月21日更新)

公開日:2022/04/21   更新日:2023/02/10

2021年9月にデジタル庁が発足しました。「デジタル時代の官民のインフラを今後5年で一気呵成に作り上げることを目指す」というその概要 には、国を挙げてDX推進に舵を切る姿勢がうかがえます。

DXとは、IT技術を活用して生活にイノベーション・変革を起こすという考えですが、企業においては「デジタルの活用によって生産性を向上させる、というのが主な争点のようです。そんなDXをけん引するIT関連の各業界ではビジネス効率を高めるためにどのような工夫をしているのでしょうか。 利益を最大化させるための方法、業務効率化のために実践している仕事術についてご紹介します。

1. IT業界の生産性は高くない

IT技術の恩恵により、私たちの生活や仕事が豊で便利なものになりました。特にビジネスの現場ではビジネスフォンやPBX、スマホなどの通信インフラ、ビデオ会議、グループウェア、各種のクラウドサービスなど仕事を効率よく進められるソリューションは数多く誕生し、不動産、医療機器、金融、医療介護などあらゆる業界への広がりと多様化を見せています。市場はさらに活性化していくことでしょう。

IT技術が生み出した便利なソリューションにより仕事の効率は向上している実感がありますが、これらのサービスを提供しているIT業界の中ではどうでしょうか。IT関連のビジネスマンは効率的な働き方ができているのでしょうか。

答えはNoです。
以下のグラフは、公益財団法人 日本生産性本部が公表している「非性産業・産業別労働生産性指数【年平均】(平成27年=100)です。

(出典:日本生産性本部 生産性に関する統計・各種データ )

2020年・2021年は新型コロナウィルス感染症による影響が見て取れますが、それ以前でも、IT業界の労働生産性は他の産業と比較すると決して高くはなく、IT業界で働くビジネスパーソンの仕事の効率については疑問符が付きます。

IT技術によって日本の産業の効率化、生産性向上によるDXの推進を実現するITビジネスに携わる人間が非効率な仕事をしていては、経済全体の成長の足かせになると言わざるをえません。


2.ビジネス効率と切っても切り離せない「機会損失」

ビジネス効率を上げるための施策を考える上で、避けて通れないのが「機会損失」の発生防止です。

「機会損失」とは、商品やサービスを売り手側の事情で販売・提供できず、取引が成立しないため売上が出せなくなることです。【需要があるのに供給できない】状況です。

日本の社会は今後ますます少子高齢化と生産年齢人口の減少が促進していきます。つまり、商売をしていく上でのマーケット時代が縮小していくのです。商品やサービスを売る対象が減るということは、これまで以上に“賢く”“効率よく”売上を上げていく工夫が必要になっていきます。

賢く・効率よく売上を上げていくために考えられる施策の一つとして、商品やサービスを購入してもらえるそのタイミング(=機会)を逃さないということが挙げられます。


3. 機会損失を防ぐにはリスク管理の徹底が重要

機会損失が起きる原因は、販売経路の問題や企業間取引における契約上の問題などさまざまですが、主に以下のようなケースが考えられます。

  • 在庫管理が不十分だった
  • 生産計画に無理があった
  • 人員計画に無理があった
  • 不測のトラブルに見舞われて対応できなかった

取引先や消費者ニーズを事前にリサーチし、商品の仕入れ、在庫管理、販売先のデータ管理、人員コストやタスク管理、代金回収など十分な販売管理計画を立てていれば、機会損失のリスクは防ぐことができます。

そのためにはまず、消費者ニーズをしっかり把握するのが最善策です。2010年代の後半あたりから日本でも「ビッグデータ」というキーワードを耳にするようになりましたが、そのころから数多くの企業が顧客情報を分析したビッグデータをもとに生産や販売計画を立てるようになりました。

このビッグデータを解析する、という概念はさらに進化を遂げています。経済産業省が選定した「デジタル技術を前提としたビジネスモデル・経営変革に取り組む上場会社」「DX銘柄2021」「DX注目企業2021」などではIT業界に限らずあらゆる企業の刮目すべき取り組みが選ばれていますので、よろしければご参考ください。

※経済産業省:「DX銘柄2021」「DX注目企業2021」を選定しました!


4. IT企業が機会損失を回避するために実施していること

企業が機会損失を回避するためにどのようなことを実施すれば良いでしょうか。
例えば、クラウドを活用したデータマーケティングです。顧客の消費行動を分析した上で将来の購買を予測し、それに基づき在庫の管理を徹底、以前に起きたキャンセルやクレームの事例と対応策を全社で共有し、未然に防ぐ対策を立てておくといったことが挙げられます。クラウド活用による顧客・在庫管理は、外出先でも確認することができ、機会損失回避に有効な手段と言えます。

さて、IT業界の生産性に話を戻します。
上記の機会損失防止策はIT企業に特化したものではなく、全ての産業に共通するものですが、IT企業においては業界独特のインフラ「サーバーの管理・運用・保守」に機会損失を防ぐヒントがあるかもしれません。

サーバーやネットワーク機器の運用管理は24時間365日体制です。OSのアップデートや障害対応、ヒューマンエラーなど予期せぬ事態も発生します。サーバーが落ちてしまえばたちまちサービスがストップするため、サーバーを問題なく運用していくただそれだけでも機会損失につながります。

サーバーやネットワーク機器の障害の65%はヒューマンエラーに起因すると言われています。インフラ関連の保守運用を自動化するツールを導入し、作業を人の手から離すことを実践しているIT企業は機会損失を防ぐだけではなく、業務効率を向上させていると言えるでしょう。

>ITインフラ運用自動化のツールをお探しの方は、当社が提供しているこちらのサービスもご参考ください。
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5.ビジネスチャンスを取りこぼさず顧客ニーズに応える電話転送【PR】

全ての業界・サービス・商品に共通して機会損失を回避できる手段として、当社が提供しているサービス「電話転送を利用した方法」をご紹介させてください。

電話転送は、会社にかかってきた電話を外出している担当者のスマートフォンや携帯電話、別の事務所の固定電話に転送するサービスです。タイムロスが生じる折り返しや伝言ではなく、すぐに担当者に繋ぐことができる利便性から電話転送システムを導入する企業は数多くあります。システムを提供する会社によって、「転送電話」「ボイスワープ」「多機能転送」など呼び方はさまざまです。

お問合せ電話番号にかかってくる電話は「いますぐ担当者と話したい」「注文内容で大幅な変更があるからすぐ対処してほしい」など急を要することが多いもの。折り返しや伝言では、スピーディーに対処できないため顧客の購買意欲を下げることになり、最悪のケースでは契約キャンセルや取引中止といった事態にもなりかねません。

ビジネスチャンスを取りこぼすことなく顧客のニーズに応えられる電話転送は、機会損失をなくし、ビジネス効率をアップできる有用なサービスです。

「転送録」は手軽に利用できるクラウド型の電話転送サービスです。 以下のような便利な複数のサービスがあります。

  • ボイスワープ等の切替を自動化・スケジュール化する
  • 最大5件の転送先電話番号を増設
  • 複数の電話番号を一斉に呼び出し転送
  • 待機時間・通話回数をシステムがリアルタイムに判断し、適切な転送先へ転送
  • お客様専用の音声ガイダンスを使用して、自動受付

アイデア次第で様々な業務に応用できます。転送録のサービスの詳細はこちらからぜひご覧ください。 >>ボイスワープ・電話転送を自動化「転送録」



導入事例を公開しました(静岡県健康福祉部 感染症対策局 新型コロナ対策推進課 様)