お客様プロフィール

お話を伺ったご担当者様

「転送録」転送先増設の導入に至った背景

スムーズな訪問診療体制の確立に頭を悩ませていた

八王子市医師会様は、所属する市内の医療機関や医師に対して、学術的な講演会などを開催することで、医療知識や技術向上に寄与することを主な活動目的になさっています。また、八王子市医師会様が設置した訪問看護ステーションだけでなく、市内に多数ある訪問看護ステーションの看護師と医師間の連携を深める事で、患者様や介護を受けられる方が在宅でも安心して暮らせるお手伝いをなさっています。

今回「転送録」を導入して頂いた経緯も、この訪問看護ステーションの機能改善が出来ないかとのご要望からでした。
東京都は、平成24年から東京都「在宅医療等相互支援体制構築事業」という制度をスタートさせていました。この事業は、訪問診療を行う医師が訪問看護ステーションの看護師と連携を図りながら、24時間365日体制で診療を行う制度です。

八王子市医師会様は、早速この事業に参画していらっしゃいましたが、大きな問題が起きました。緊急時には、各地域の訪問看護ステーションから、八王子市医師会様経由で担当の医師へ電話をかける体制で運営なさっていましたが、困ったことに八王子市医師会様の電話番号が医師の携帯電話に表示されてしまうのです。八王子市医師会様を経由して、八王子市医師会様の電話交換システムが電話を転送していたのが原因ですが、医師は着信があってもどの地域の訪問看護ステーションからの電話か分からないので、すぐに折り返す事が出来ませんでした。そこを改善出来る連絡システムに改善出来ないかという事が、八王子市医師会様のご要件だったのです。

医療は一分一秒を争う世界です。ほんのわずかな遅れが重大な結果を招くことにもつながりかねないので、連絡システムに欠点がある事に、頭を悩ませていらっしゃったのです。

導入の決め手となったポイント

「このサービスが悩みを解決してくれる！」と瞬間的に思った

「なにか解決してくれるサービスはないか？」とネットで検索していた時に出会ったのが、ワイドテックさんの「転送録」でした。瞬間的に「これだ！」と思いワイドテックさんに連絡しました。

ご提案いただいた転送先増設サービスには、どの電話番号からの着信があったかをメールで通知してくれる「発信者番号お知らせメール」の機能があります。訪問看護ステーションからの電話に出られなくても、このメールを確認すればどこの看護ステーションからの着信かが一目瞭然で分かりますよね。医師は多忙な方ばかりなので、夜間や休日の当番医に指定されているとは言え、すぐに電話に出られないこともあります。このサービスを導入すれば、医師は迷うことなくすぐに折り返しの電話をかけられると思い導入を決めました。

導入してみた効果や感想

医師から「安心できる」と好評の声が届いている

実際に導入してみて、すぐに効果を発揮してくれましたね。電話に出られなくてもメールで着信履歴が分かるので、当番医はすぐに訪問看護ステーションに折り返すことができるようになりました。これで、医師と訪問看護ステーションがスムーズに連携できるようになるので、市民にはより満足度の高い医療サービスが提供できるようになりました。医師からも、「メールで着信履歴が分かるから用事があっても安心できる」と好反応です。

医師は激務になりがちでストレスの多い仕事ですが、このサービスがいくらかでも医師の負担を和らげてくれたら嬉しいですね。

思いがけない“嬉しい誤算”もあった

転送先増設を導入して、思いがけないことがありました。元々は発信者の履歴を残すことが導入の目的でしたが、転送の切替をあらかじめ設定しておくことで自動切替ができるとは知りませんでした。まさに“嬉しい誤算”でしたね。

今までは、当番医自らが当番日に手作業で転送切替を行っていましたが、設定が煩わしかったり設定ミスの心配があったりと不便でした。でも転送先増設の中で、自動で転送切替ができるようになったので、医師会側が一括してスケジュール通りに設定するだけで済みます。あまりにも便利すぎて、医師から「設定の煩わしさがなくなったおかげで、今日が当番日だってことを忘れそうなくらいだ！」とジョークが飛ぶくらいです。

ワイドテックへのメッセージ

「転送録」が医療の橋渡し役になることを期待

転送先増設を導入したことで、医師と訪問看護ステーションの連携が強化されることを期待しています。超高齢社会を迎えた日本では、ますます在宅医療のニーズは高まるので両者の連携は市民にとって大きなメリットになるでしょう。ワイドテックさんの「転送録」が、医師と訪問看護ステーションの橋渡し役になってくれることを期待しています！