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さらに、もう一歩先の課題解決「電話転送サービス」とは

電話業務を効率化する「電話代行サービス」の4つの戦略。
さらに、もう一歩先の課題解決「電話転送サービス」とは

公開日:2023/03/14   更新日:2023/06/19

電話業務を効率化する「電話代行サービス」の4つの戦略。さらに、もう一歩先の課題解決「電話転送サービス」とは

1. 電話代行サービスとは

電話代行サービスとは

企業や個人事業主などが、自社の電話に出ることができない場合や、忙しい時に電話対応を代行してくれるサービスです。
一般的には、電話代行サービスを依頼元の企業等が受信した電話を、依頼した先の専門のコールセンターやオフィスが代わりに受け、一次対応(必要な情報を伝えたり、メッセージを取受け取ったりする)を行います。
また、それが難しい場合や急な対応を要する場合などは、担当者への要対応連絡や、電話転送を行うサービスを指します。

2. 電話代行サービスのメリット

電話代行サービスのメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 電話応対の負荷軽減
    企業が抱える電話の応対負荷を軽減することができます。
    特に、顧客からの問い合わせが多い場合や、突発的な問題が発生した時に、企業の社員が一時的に電話対応から解放され、他の業務に集中できるようになります。
  • ビジネスの効率化
    代行サービスは24時間365日対応している場合が多く、企業の社員が不在の時でも、電話対応が継続できます。これにより、ビジネスの効率化が図れ、顧客とのコミュニケーションがスムーズになります。
  • 顧客満足度の向上
    顧客からの問い合わせに、迅速かつ正確に対応することができ、顧客満足度の向上につながることが期待できます。
  • コスト削減
    専門のコールセンターやオフィスに委託することで、電話応対を主業務とする従業員を雇用する必要がなく、人件費やその他の経費を削減できます。
  • テレワーク対応
    職場の電話対応をアウトソースするため、「電話対応のために職場に出勤する」必要がなくなり、テレワークのハードルを下げることが可能です。
  • 職務集中
    頻繁にかかってくるだけでなく、しつこく長引くこともある営業電話などへの、無駄な電話対応に追われることがなくなり、従業員は業務に集中することができます。
  • 業務ストレスの低減
    昨今では電話対応が「得意ではない」または「したくない」といった若者も多いため、電話自体の総量を減らすことで、従業員のストレスの低減にも役立ちます。

以上のように、電話代行サービスは、企業にとって多くのメリットをもたらすことができます。一方、電話代行サービスを利用するデメリットは以下の通りです。



3. 電話代行サービスのデメリット

  • コミュニケーションの不足
    社員が直接顧客とやり取りすることができないため、顧客とのコミュニケーション不足が生じることがあります。
  • サービス品質の低下
    電話代行サービスのサービス品質やオペレーターの品質に問題がある場合、顧客満足度が低下することがあります。電話での問い合わせ内容が「専門的な回答を求められる」場合や、「スピーディな回答を求められる」場合が多いなどは、自社で直接対応するよりも時間を要したりする事も考えられます。
  • 情報漏洩の危険性
    顧客対応においては、自社以外の人員に情報共有を行うため、企業の機密情報が第三者に漏洩する危険性があります。
  • サポート体制の不備
    電話代行サービスによっては、トラブルが発生した際に十分なサポート体制を確保していない場合があります。
  • 新たなコストが発生する
    メリットで記載した「コスト削減」と矛盾するようですが、中小規模の企業の場合、電話対応業務の多くは既存職員が業務の一部として担当することが多いため、新たに電話代行サービスを使用する場合は、「コスト増」となる可能性があります。

上記の通り、電話代行サービスは、企業が顧客や潜在的な顧客からの着信を管理するための便利な方法です。このサービスのメリットを最大限に生かすために、利用者は次の4つの戦略を検討する必要があります。



4. 電話代行サービスでビジネスを最大化するための4つの戦略

①電話応対品質の担保(電話代行サービス業者の正しい選定)

電話応対では、知識が豊富かつ丁寧な対応を行うことによって、顧客との間に好ましい第一印象を与えることができます。その結果、顧客との間に良好な関係を築くことができるため、電話代行サービス業者の正しい選定が非常に重要です。
コストの安さ等だけで決定せず、これまでの業務実績等での信頼性確認や、プライバシーマーク(Pマーク)や情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)などの外部認証取得状況による、情報セキュリティ面の確認なども含め、しっかりとした対応ができる企業のサービスを選定しましょう。

②応対マニュアルを作成する

電話応対の担当者は、お客様からの問い合わせ回答、情報提供、お客様が十分な情報を得た上で意思決定できるようにサポートを行います。そのためには、必要事項を記載した顧客対応マニュアルや、質疑対応マニュアル等を提供することが必要です。
これにより、電話のたらい回し等が回避でき、お客様の満足度やロイヤリティを高めることができます。

③プロセスを自動化する

電話代行サービスでは、業務プロセスを自動化することができます。電話代行サービスを利用することで、煩雑な業務に費やす時間を削減し、従業員はより重要な業務に集中することができます。
これにより、基本は電話代行サービスで対応し、重要な連絡には従業員から折り返し連絡する等、業務効率を高めることが可能です。

④お客様対応の対応可能な時間を増やす

電話代行サービスを利用することで、通常は営業時間外となる夜間や休日、祝祭日等も電話応対が可能となり、企業は対応可能時間を拡大することができます。
お客様からの電話連絡を曜日・時間帯に関係なく受けられるようになることにより、顧客や潜在的な顧客からのアプローチに広く対応することが可能になります。

これらの4つの戦略を実行することで、企業は電話代行サービスのメリットを最大限に生かし、顧客に最高のサービスを提供することができるのです。

5. 電話応対のもうひとつの課題解決策となる「電話転送サービス」とは

電話代行サービスは、お客様とのコンタクトセンターとして有効ですが、電話代行サービスと同様の電話応対の課題解決策として、電話転送サービスもあります。
電話転送サービスは、最初の電話番号に応答がない場合、発信者を別の電話番号(多くの場合、携帯端末)に転送することができるサービスです。

電話転送サービスの主な利点は、機動性と柔軟性の向上と、運用コストの安さが挙げられます。さらに、時間帯や曜日、発信者番号によって異なる番号に電話を転送するようにスケジュール化ができたり、複数の転送先を呼び出したり、順番に呼び出したりできるなど、より高度なコントロールとカスタマイズを可能にします。

また、電話転送サービスは、部外者(電話代行サービス事業者等)を経由しないため、サービス品質の低下や情報漏洩の危険性など、電話代行サービスのデメリット事項が発生しないことも、大きなメリットです。

さらに、電話転送サービスは、電話代行サービスよりも低コストである事が多く、費用対効果が高く、あらゆるビジネスのニーズに合わせて設定することが可能です。
ニーズによっては、電話代行サービスと電話転送サービスを組み合わせて使用することにより、最大のパフォーマンスを発揮できる可能性もあります。

6. 電話転送サービスのパイオニア、クラウド型多機能電話転送サービス「転送録」とは

電話応対のもうひとつの課題解決策となる「電話転送サービス」とは

「転送録」は1サービス・1回線単位で手軽に利用できるクラウド型の電話転送サービスです。テレワークやコールセンターなど、電話にまつわる様々なシーンや目的で活用されており、看護や介護などの重要な電話連絡業務でも、非常に多くのお客様にご活用いただいています。

・電話代行サービスの代替にもなる、クラウド型多機能電話転送サービス「転送録」

7. 電話代行サービスと電話転送サービス

お客様からの電話応対業務では、応対品質の向上と効率化という相反する要望がありますが、電話代行と電話転送、いずれかまたは両方を活用することによって、実現可能な点も多々存在します。

自社の電話応対業務の棚卸しを行い、必要な対応事項をリストアップすることで、自社に必要な業務を切り分けることができます。
これを機会に、顧客対応の品質向上と業務フローの改善、加えてコスト削減等をご検討されてみてはいかがでしょうか。


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コールセンターを自社で構築&低コスト運用するためのソリューション

公開日:2019/05/27   更新日:2022/03/28

顧客と電話を使ったコミュニケーションを通じて商品・サービスの説明や販売、クレーム対応を行うテレマーケティング。テレマーケティングはオウンドメディアやネット広告など他メディアとの連携によって高い効果が期待されるため、大手から中小まで多くの企業が活用しています。矢野経済研究所発表のデータによると、2017年度の国内コールセンターサービス市場規模は、前年度比3.7%増の9,153億円と市場規模は拡大傾向にありますが、人材不足やコストの見直しなどでコールセンター業務をアウトソーシングする企業が増加しています。

限られたリソースやコストで最大限の効果を得るためには、効率化が必須になります。効率化や最適化するにはさまざまな方法がありますが、コールセンター運営においては外部の企業に業務の一部を委託するアウトソーシングや、ケータイやスマホへの転送電話を活用することでコストを削減した運用管理を実現するといった方法があります。

1. 顧客満足度を左右するオペレーターの存在

顧客からの問い合わせ窓口を担うのがコールセンターです。コールセンターにおけるオペレーターの応対品質は、顧客満足度や企業イメージを向上させて業績アップに直結する重要なポイントです。

大手企業ではコールセンターを自社構築し、オペレーターの新人研修に力を入れています。しかし中小企業の場合は、自社内にコールセンターがある大手と違って、電話応対に特化した研修を行っているわけではありません。社内の営業スタッフが、キャンペーン期間のみ窓口対応するケースもあります。低コストでオペレーターの応対品質を確保するには、コールセンターをアウトソーシングするという選択肢があります。


2. コールセンター業務を外注する際に注意すべきポイント

自社構築したコールセンターで商品の受注や苦情対応を行っている大企業は、設備投資や運用コストがかなりかかります。大規模なコールセンターでは人数分の電話機やデスクを用意し、設備投資も必要になります。シフトを組んで24時間体制で顧客対応するためには、人材確保のための採用コスト、人材育成のための教育費用もかかります。

コールセンターをアウトソーシングすれば、大規模な設備投資は不要です。採用や人材育成コストも抑え、運用コストを削減することができます。しかし、メリットだけでなくデメリットも存在します。まず、初期費用や月額料金が発生します。顧客との接点が社外に移るため、社内への情報伝達のスピードが鈍くなる可能性があります。商品やサービスに対するお客様の生の声や、潜在的ニーズを分析・蓄積するには向いていません。お客様とのコミュニケーションやタッチポイントを重視する企業には、外部企業へのアウトソーシングは不向きな面もあることを考慮に入れる必要があります。


3. 業務効率化とWFMの最適化を実現する電話転送サービスとは?

少人数で事業運営を行う企業では、専任のオペレーターを雇ったりアウトソーシングして運用管理したりするほどのコストをかけられないと悩む経営者も多いことでしょう。では低コストかつ、自社で問い合わせ対応をするには、どうすればいいでしょうか。コールセンター業務を効率化する際、大きな効果を発揮すると言われているのが、「ワークフォース・マネジメント(WFM)」です。WFMとは、限られたリソースを必要な場所・必要な時に適切に配置する考え方です。

例えば不動産業界では、モデルルームの見学キャンペーン、分譲マンションの新築キャンペーンといった短期的なイベントを企画することがあります。キャンペーン期間中は、チラシなどを見た顧客からの問い合わせの増加が見込まれるためキャンペーン内容を熟知した営業担当が電話応対した方が、迅速で適切な対応ができますし、販売活動に直結するメリットがあります。

しかし、取引先への訪問や提案資料作り、会議など通常業務でもやることが多いのが営業担当です。せっかくの問い合わせコールも外回りや会議中で出られないこともあります。コールセンターへの不満のトップは「つながらない」「待ち時間が長い」ことです。せっかく問い合わせしたのに、なかなか電話がつながらないと顧客は不満に感じるばかりか、販売の機会損失を招きかねません。オペレーターではなく忙しい営業担当が対応する場合、顧客からの大切なコールを取りこぼさないための施策が必要です。

「顧客からのコールを確実に担当者につなぎ、取りこぼしをなくす」「自社スタッフが効率的に電話応対できる」という2つのポイントを実現できるのが、電話転送サービスです。電話転送サービスを活用すれば、固定電話にかかってきた電話を担当者の携帯電話に転送することができます。外出先でも顧客からの貴重な問い合わせを取りこぼすことなく、迅速に対応することが可能です。


4. まとめ

「営業担当のケータイへ問い合わせ電話を転送して対応したい」「外出先でも顧客の電話をとりこぼしたくない」というニーズに応えるWFMは、電話転送サービスです。

転送録」は、ボイスワープなど各キャリアの電話転送サービスを回線ごとに契約して、切り替え操作の自動化、転送先の増設などができるクラウド型の電話転送サービスです。

ネットワークを介して利用できるクラウドサービスなので、新たなソフトウェアを購入する必要がなく、導入もスムーズ。コールセンターの構築や業務委託のような手間もかからず、コスト削減も可能です。事業形態やスタッフ体制など貴社の要望に合わせた設定も、WEB上でカンタンにできます。コールセンター利用者の不満を解決し、低コストで運用できる転送サービスを、ぜひご検討ください。


TOP > コラム > 効率・コスト面でメリットが多いクラウド化でコールセンターはこう変わる

効率・コスト面でメリットが多いクラウド化でコールセンターはこう変わる

公開日:2019/03/11   更新日:2023/04/21

顧客からの問い合わせや注文に、テレオペレーターが対応するのがコールセンターです。24時間態勢の従来型コールセンターは、システムを導入するのに高いコストがかかります。その一方で、近年では低コストでスピーディーにコールセンターシステムを導入できるクラウド化が注目されています。

中小規模のオフィスや専門性の高い業種では、クラウド型のコールセンターシステムをどのように活用しているのでしょうか。今回は、顧客満足度の高いテレマーケティングの実現につながる業務システムについてご紹介します。

1. タイプはオンプレ型とクラウド型に分けられる

テレオペレーターがお客様の問い合わせに対応したり、商品の注文を受けたりするコールセンターにも、2つのタイプがあります。一つは自社サーバーを導入する「オンプレ」、もう一つは「クラウド型」です。

オンプレ型のコールセンターではサーバーを自社で購入する必要があるため、導入や運用に時間もコストもかかります。一方でクラウド型は、インターネットを介したコールセンターシステムを利用するので機器を購入する必要がなく、コストをかなり抑えることが可能。導入にもあまり時間がかからず、省力化したコールセンターシステムをすぐに構築できるのがメリットです。現在は、クラウド型のコールセンターを導入する企業が増えています。

サービスの内容が細分化し、ユーザーのニーズも多様化する中、顧客満足度の向上のため、コールセンターのテレマーケティングは常に進化しています。


2. コールセンターのクラウド化でコストカットを実現

近年は、固定電話を使用していたコールセンターも、IP電話へ移行しつつあります。IP電話とは、音声をデジタルデータに変換して送受信する「インターネットプロトコル(Internet Protocol)」と呼ばれる技術によって通話を行うサービスでネット回線が必要になります。

コールセンターをクラウド化する一番のメリットは、コスト削減効果です。インターネット経由でコールセンターシステムを活用するため、導入までの時間や手間を削減することもできます。拠点を選ばないので、オフィスを離れていても利用可能という利便性も魅力的です。

コールセンターをクラウド化する場合は、導入予定のシステムが自社の業務に対応できるかどうか、事前に十分な擦り合わせをする必要があります。


3. 専門業種における電話対応の最適化・効率化とは

それでは大規模なコールセンターを必要としない中小企業は、どのようなテレマーケティングをすれば顧客満足度を上げられるのでしょうか?

小規模オフィスのスタートアップ時は、社長も電話対応することがあります。顧客とのミーティングや営業で外出する時は固定電話にかかってくる電話に対応できず、それによってビジネスチャンスを取りこぼす可能性も考えられます。

また、弁護士事務所の窓口、訪問介護事務所、製造システムのインフラや管理・保守、不動産会社のお客様専用コールなど専門性の高い業種における電話対応は、確実に電話がつながり、迅速な対応をすることが重要です。

電話を取れないことによる機会損失を防ぎ、顧客満足度を上げるには転送電話が有効です。「転送録」の一斉呼出転送サービスは同時に複数機への転送が可能なので、必ず担当者につながります。電話をとりこぼすことなく対応できれば、ビジネスチャンスを逃しません。いつ電話してもつながる関係性なら、お客様も安心できます。


4. まとめ

コールセンターは、何といっても通信インフラが重要です。2011年の東日本大震災時も携帯電話や固定電話の回線がつながらなくなりましたが、Skypeなどインターネット接続による通信回線は接続可能でした。インターネット回線を利用した転送電話を選ぶことは、災害時のBPC対策(事業継続対策)にもなります。特に地震リスクの多い首都圏では、災害時に重要な事業を中断させないことがこれからの企業価値の向上や維持にも直結するため、顧客からの信頼獲得につながるでしょう。

電話での顧客対応、転送電話を活用した業務効率化にお困りの経営者や事業担当者、プロジェクトリーダーの方は、「電話転送」サービスでコスト削減、業務の省力化・効率化を実現しませんか?


TOP > コラム > IVR(自動音声応答)を受注につなぐコールセンタースタッフのスキル

IVR(自動音声応答)を受注につなぐコールセンタースタッフのスキル

公開日:2017/07/03   更新日:2022/03/28
IVR(自動音声応答)を受注につなぐ

多くの企業が導入しているコールセンターですが、電話をかけるお客様からは顔が見えないため、スタッフ一人一人には高いスキルが求められます。コールセンター業務をアウトソーシングできる大企業とは異なり、中小企業ではコールセンター部門を社内に設けてスタッフの教育まで行っているケースも少なくありません。
そこで今回は、コールセンタースタッフが受注につなげるために必要なスキル、そしてIVR(自動音声応答)の活用法についてご紹介します。

敬語・声のトーン・笑顔で好印象を与える

好印象を与える

コールセンタースタッフはお客様と直接顔を合わせることがありません。お客様はスタッフの声を聞いて、スタッフがどんな人であるか判断します。

人の声というのは、私たちが思っている以上に感情が出やすいコミュニケーション手段です。
きちんとした姿勢で対応したスタッフと、椅子の上に崩れた姿勢で対応しているスタッフでは、きちんとした姿勢のスタッフの方が、電話口のお客様からの印象は良くなります。かかってきた電話にだらしない姿勢で対応するスタッフは、気持ちが声に表れてしまうためです。

お客様からの印象を良くするためのポイントは、「敬語の使い方」「声のトーン」「笑顔」の3つです。
敬語の使い方と声のトーンが大切だということは皆さんお分かりでしょう。正しく敬語を使うことで信頼を得られたり、声のトーンに注意することで話が聞き取りやすくなったりします。

最後のポイントとして挙げた笑顔については、意外に思われる方も多いかもしれません。 人は笑ったときに口角が上がり、声も通常よりも若干高くなる傾向にあります。表情が明るいと、声のトーンにも現れるのです。そのため電話口で話す際も直接会って話すときと同じように、笑顔で話すように心がけることが重要です。

【待たせてしまったときにきちんと謝る

コールセンターでよくあるのが、お客様を電話口で長時間待たせてしまうことです。電話を取ってからの確認作業で手間取ったり、電話が混み合いコールセンタースタッフにつながるまでに時間がかかったりする場合もあります。
長時間待たされるお客様としては、良い気分はしません。お客様の中には怒り出す方もいるかもしれません。

このようなときにスタッフに求められることは、弁解をせずにきちんと謝ることです。電話がつながらないことはスタッフ本人の責任ではありませんが、電話対応をしたスタッフが会社の代表としてお客様に詫びることで、起業の誠実さを理解してもらうことにつながるのです。

電話を折り返すときにお礼の気持ちを伝える

お礼の気持ち

お客様の電話はいつかかってくるか分かりません。せっかく商品を購入しようと電話をかけても、電話がつながらなければ販売の機会を逃してしまいます。

しかし、社内にコールセンタースタッフを24時間待機させるということは現実的に難しい側面があります。そこでおすすめしたい方法が、自動音声応答サービスの導入です。

自動音声応答サービスは、音声ガイダンスを利用して対応するサービスです。
お客様の電話に対して、「商品のご購入はボタン1、商品についてのご質問はボタン2をプッシュしてください」と音声ガイダンスを流し、お客様がボタン1を押した場合は商品担当の番号、ボタン2を押した場合は管理者の番号につなぐという使い方などが考えられます。

電話を受けてから担当スタッフに電話転送するという手間が省けるだけでなく、自動音声の録音内容を工夫することで企業の印象をアップさせることできます。また転送先に担当スタッフの携帯電話番号を設定することで、電話を取りこぼさない仕組みをつくることができます。

就業時間外のスタッフが電話対応できないという場合にも、留守番電話に電話が転送されるように設定しておくと良いでしょう。
折り返しの電話をするときは、お礼の言葉と用件を簡潔に伝えます。「お客様は忙しいにもかかわらず、わざわざ時間を割いてくれている」という意識を持ち、電話をかけるようにしましょう。

おわりに

コールセンターからはお客様の顔が見えず、コールセンタースタッフは声だけでお客様とコミュニケーションを図らなくてはなりません。しかし、人と話すという点では他の仕事と変わりません。お客様に好印象を与え、受注につなげられるように工夫をしてみましょう。


TOP > コラム > コールセンターの構築や業務委託を電話転送で代行しませんか?

コールセンターの構築や業務委託を電話転送で代行しませんか?

公開日:2017/04/19   更新日:2022/04/14
業務委託を電話転送で代行

大手企業がクレーム対応や商品の説明、販売を目的として設置するコールセンターを自社で構築するためにはノウハウが求められる他、設備投資費や人件費などのコストも覚悟する必要があります。
コールセンター業務を外部業者へ業務委託する場合も大きな費用負担を伴うだけでなく、期待していたほどの高品質なサービスを受けられないこともあります。
今回はコールセンターの構築や業務委託を電話転送で代行する方法についてご紹介します。

電話転送サービスの必要性

自社にかかってくる電話はビジネスの生命線です。自社構築したコールセンターで苦情対応や商品の受注などを行う企業もありますが、シフトを組んで24時間体制で電話を受ける大型センターを持てる企業ばかりではありません。
特に少人数で事業運営をする場合、電話を受けるために社員を待機させているということもあるでしょう。

しかし、全社員が営業活動や打ち合わせなどで外出してしまうと、貴重なお客様からの電話を逃してしまいます。また、営業時間外に緊急でかかってきた電話を受けることができません。 一方、電話転送サービスであれば、固定電話にかかってきた電話を担当者の携帯電話に転送するため、電話を取りこぼす心配がありません。

【電話転送の活躍シーン1】訪問介護事業所

訪問介護事業所
利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、訪問介護員(ホームヘルパー)が介護や生活支援を行うのが訪問介護事業所です。訪問介護事業所を利用されるお客様が突然体調を崩されて、事業所に緊急の連絡が入ることがあります。
電話転送サービスを利用している場合、営業時間外はあらかじめ担当者の携帯電話につながるように設定しておくことで、利用者と直接連絡を取ることが可能です。

コールセンターを設けたり、外部業者に委託したりすることも1つのアプローチですが、利用者の普段の様子を知っている事業所のスタッフが電話を受けた方が、適切に迅速な対応をすることが可能です。 事業所の訪問介護員であれば、利用者からの電話を聞いて、わずかな体調の変化に気づくことができます。しかし、利用者と普段接していないコールセンターや業務委託された外部業者の場合、話だけ聞いて大事に至らないと判断し、後で病状が急変することもあります。

年中無休の訪問介護事業所もありますが、土日・祝日及び早朝・夜間は営業していない事業所もあります。このような場合も電話転送サービスで担当者が連絡を受けることができます。 スタッフは利用者の話を聞いて、一刻も早く利用者宅を訪問する必要があるのか、それとも救急車を手配する必要があるのかなどをすぐに判断することができます。

【電話転送の活躍シーン2】製造工場システムの保守

製造工場システムの保守
最近はIT活用により製造業が生産性を向上させる一方で、システム障害によって工場の生産ラインが止まってしまうリスクもあります。特に24時間稼働している工場であれば、生産ラインがストップすることによって大きな損害が発生します。

企業はシステムのメンテナンスを行う業者と契約を結んでいますが、業者側担当者の携帯電話番号を工場側に伝えていても、担当者が出られないケースも考えられます。
したがって、固定電話の番号を伝えておき、一斉呼び出し転送サービスで複数の担当者の携帯電話に連絡が入るようにすることで、担当者の中の誰かが対応できる体制をつくると良いでしょう。

おわりに

コールセンターの構築や業務委託の場合、かなりのコストがかかりますが、電話転送であればコストを抑えられるだけでなく、導入までの期間も短くできます。コールセンターや業務委託のスタッフと話すよりも直接社員と話したいというお客様も少なくありません。ぜひ電話転送サービスの利用をご検討ください。