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住民対応から教員の働き方改革まで、電話転送の自動化で実現するDX

自治体・学校の「電話がつながらない」を解消する
住民対応から教員の働き方改革まで、電話転送の自動化で実現するDX

公開日:2026/05/18   更新日:2026/05/18
自治体・学校の「電話がつながらない」を解消する

自治体・学校の電話転送自動化とは、住民や保護者からの電話を、時間帯や曜日に応じて担当部署や当番職員のスマートフォンに自動で振り分ける仕組みです。

全国の自治体の窓口や学校の事務室には、日々多種多様な電話が寄せられます。自治体では住民からの行政手続き・税・福祉に関する問い合わせや災害時の避難情報の確認、学校では保護者からの欠席連絡や部活動に関する問い合わせ、緊急相談など、電話対応は公共サービスの最前線です。

しかし、限られた人員で増加する問い合わせに対応し、さらに地方公務員・教員の働き方改革や時間外勤務の削減も求められる中、従来の電話対応体制は限界を迎えつつあります。文部科学省の「教育委員会における学校の働き方改革のための取組状況調査」によると、市区町村の学校における留守番電話の設置等は、令和2年度の40.9%から令和4年度の56.1%へと急速に拡大しています。
ただし、単なる留守電導入だけでは『緊急連絡の切り分け』という新たな課題が生まれています。

本記事では、自治体の窓口業務と学校の時間外電話対応における課題を整理し、電話転送サービスによる具体的な解決策を、導入事例とともにご紹介します。


1. 自治体の窓口電話対応における3つの課題

課題① 住民からの問い合わせが集中し「つながらない」

マイナンバーカード関連の手続き、各種証明書の発行、税金・保険の相談、子育て支援に関する問い合わせなど、自治体窓口への電話は多岐にわたります。特に制度変更の時期や災害発生時には電話が急増し、住民が何度かけてもつながらない状況が発生します。

総務省のデータによると、地方公務員の数はピーク時(1994年)から約48万人減少しており、限られた人員で増加する問い合わせに対応する構造的な課題があります。

課題② 部署間のたらい回しと取次ぎの非効率

行政サービスは非常に細分化されており、住民の問い合わせ内容と電話を受けた部署が一致しないケースが頻繁に発生します。担当部署への取次ぎに時間がかかり、場合によっては「たらい回し」と受け取られることもあります。住民満足度の低下だけでなく、取次ぎ対応に職員の時間が奪われることも問題です。

課題③ 閉庁時間外の電話に対応できない

自治体は民間企業よりも終業時間の管理が厳格であり、閉庁後にかかってくる電話には原則として対応できません。しかし、住民からすれば「電話をかけたのに誰も出ない」という体験は行政への不信感につながりかねません。緊急性の高い連絡と、翌営業日でよい一般的な問い合わせを適切に切り分け、必要な応答のみを行う仕組みが求められています。


2. 学校・教育機関の時間外電話対応における課題

課題① 教員の長時間勤務の一因となる時間外電話

学校現場では、勤務時間外の電話対応が教員の長時間労働の一因として問題視されています。保護者からの欠席連絡、部活動に関する問い合わせ、翌日の持ち物確認など、内容は緊急性の低いものも含まれますが、教員が対応せざるを得ない状況が続いています。

文部科学省も「時間外の電話対応の軽減」を働き方改革の重要施策として位置づけており、留守番電話の導入や受付時間の明確化を推奨しています。京都府城陽市では2018年から市内の小中15校で業務時間外の自動音声対応を実施するなど、先進的な取り組みが広がりつつあります。

課題② 緊急連絡への対応体制の不安

一方で、時間外の電話を一律に遮断すると、児童・生徒の安全に関わる緊急連絡を受け取れないリスクがあります。いじめ、不登校、家庭内の問題など、一刻を争う相談が夜間に入ることもあります。「時間外対応の軽減」と「緊急連絡への確実な対応」を両立させる仕組みが必要です。

課題③ 災害時の連絡体制が整備されていない

地震や台風などの災害発生時、学校は教育委員会や災害対策本部、保護者との連絡を迅速に行う必要があります。しかし、固定電話回線が使えなくなるケースも想定され、BCP(事業継続計画)に基づいた電話連絡体制の整備が求められています。文部科学省もBCP策定を推奨していますが、学校・教育施設におけるBCP策定率は他業種と比較して低い状況にあります。


3. 電話転送サービスで実現する5つの解決策

上記の課題を解決するために有効なのが、クラウド型電話転送サービスです。自治体と学校のそれぞれの課題に対応する5つの機能をご紹介します。

機能 自治体での活用 学校での活用
自動音声受付(IVR) 「住民票は1番、税金は2番、子育ては3番」で部署別に自動振り分け。たらい回しを解消 時間外は自動音声で案内。「緊急の方は1番を押してください」で緊急電話のみ教育委員会・相談窓口に転送
電話転送切替 閉庁時刻に自動で転送ON→翌朝に自動OFF。宿直室や当番職員のスマホに転送 16:45に自動で留守番電話or転送に切替→翌8:15に自動解除。切替忘れなし
電話転送切替(大規模) 市内の複数施設(本庁・支所・出張所)の転送設定を一括管理・一括切替 教育委員会が管轄する市内全小中学校の転送設定を一括管理
一斉呼出転送 災害対策本部・防災担当者・広報担当者のスマホを同時に呼出。最初に出た人が対応 災害時に教育委員会・校長・教頭を同時に呼び出し、迅速な意思決定を支援
順次転送 当番職員が出なければ次の職員に自動リレー。夜間・休日の住民からの緊急電話に確実に対応 管理職が出なければ教育委員会の緊急連絡窓口に自動転送

特に学校向けには、文部科学省が推進する「教員の働き方改革」に直結する施策として、電話転送切替と自動音声受付(IVR)の組み合わせが有効です。勤務時間外はIVRで自動応答し、一般的な問い合わせは翌営業日の対応を案内。緊急の電話のみ教育委員会や管理職に転送するという運用により、「時間外対応ゼロ」と「緊急連絡への確実な対応」を両立できます。


4.「転送録」の導入事例

導入事例① 教育委員会様:市内全校の時間外電話を一括自動化

ある教育委員会様では、管轄する市内の小中学校の業務時間外の電話対応を「転送録」で一括自動化しました。業務時間外は自動音声でガイダンスを流し、緊急連絡は市役所の宿直室にかけ直すよう案内。時間外や休校の予定は事前にわかっているため、「電話転送切替」で1年分の転送スケジュールを事前登録し、Web画面のカレンダーで管理しています。

導入効果として、教員の時間外電話対応がなくなり、古い学校設備でも利用可能なクラウドサービスとして手軽に導入できた点が評価されています。学校の統廃合や人員変更があっても、専用機器の移設や資産管理が不要な点もメリットです。

導入事例② 自治体様:住民問い合わせの自動振り分け

ある自治体様では、住民からの電話問い合わせが特定の時間帯に集中し、「つながらない」というクレームが課題でした。「転送録」の自動音声受付(IVR)と一斉呼出転送を組み合わせ、問い合わせ内容別に担当部署へ自動振り分けする体制を構築。繁忙時間帯でも複数の職員が同時に対応できるようになり、住民の待ち時間が大幅に短縮されました。


5. 自治体・学校ごとの具体的な設定パターン

パターンA:学校の時間外電話対応(「時間外電話対応ゼロ」プラン)

・平日16:45〜翌8:15:
電話転送切替で自動音声受付(IVR)に自動切替。「本日の業務は終了しました。緊急のご連絡は1番を押してください」と案内。1番を押した場合のみ教育委員会・相談窓口の緊急窓口に転送

・土日・祝日・長期休暇:
終日自動音声対応。緊急時は1番→教育委員会の当直に転送。年間スケジュールを事前に一括登録可能

・災害発生時:
手動で一斉呼出転送に切替。教育委員会・校長・教頭を同時に呼び出し。Web画面からボタン1つで即座に切替可能

パターンB:自治体窓口の電話効率化

・開庁時間:
自動音声受付(IVR)で部署別に自動振り分け。「住民票は1番、税金は2番、子育ては3番、その他は0番」。0番は代表番号に接続

・閉庁後(17:15〜翌8:30):
電話転送切替で自動音声に自動切替。「受付時間外です。緊急のご連絡は○○番におかけ直しください」と案内

・災害時・緊急時:
一斉呼出転送で防災担当・危機管理担当・広報担当を同時に呼び出し。自動分配転送で問い合わせが集中する際の負荷分散も可能

パターンC:教育委員会による複数校の一括管理

・電話転送切替(大規模):
教育委員会が管轄する市内全小中学校(例:15〜30校)の転送設定を、1つの管理画面から一括で設定・変更。各校ごとに個別対応する必要がなく、教育委員会の事務負担を大幅に軽減


6. 防災・インフラ監視のアラートも自動通知するなら「急コール」

ここまで、住民や保護者からの「着信電話」をいかに効率的に受け、適切な部署・担当者につなぐかについてご紹介しました。転送録による電話転送の自動化は、自治体の住民対応と学校の時間外対応の両面で大きな効果を発揮します。

一方で、自治体にはもう1つの重要な電話課題があります。それは、防災設備やインフラ監視システムからの「アラートを職員に確実に伝える」という課題です。

例えば、ダムの水位異常、河川の氾濫警報、防犯カメラの侵入検知、LINEを通じたいじめ相談の受付通知など、自治体が管轄する防災・安全に関わるシステムからは、メールでアラートが発報されます。しかし、夜間や休日は担当職員がメールに気づけないリスクがあります。

このような「システムからのアラートを職員に電話で即時通知する」課題の解決には、ワイドテックの姉妹サービス「急コール」が有効です。

急コール」は、特定のメールを受信すると自動で電話をかけて知らせるクラウドサービスです。31都道府県・81市区町村の自治体に導入実績があり、防災アラートやインフラ監視の通知手段として多くの公共機関で活用されています。

自治体・公共機関における急コールの具体的な活用方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

自治体・公共機関の防災アラート・インフラ監視を自動電話通知で効率化する方法

7. まとめ

自治体の住民対応と学校の時間外電話対応は、どちらも「限られた人員で、確実かつ効率的に電話対応を行う」ことが求められる共通課題です。クラウド型電話転送サービス「転送録」を導入することで、以下の効果が期待できます。

・住民の「つながらない」を解消:
IVRによる自動振り分けと一斉呼出転送で、住民が適切な担当者にスムーズにつながる

・教員の時間外対応をゼロに:
電話転送切替のスケジュール自動化で、勤務時間外は自動音声対応。緊急電話のみ教育委員会に転送

・災害時の連絡体制を強化:
一斉呼出転送で関係者を同時に呼び出し、BCP対策として機能

・複数施設の一括管理:
電話転送切替(大規模)で教育委員会による全校一括管理が可能

さらに、防災設備やインフラ監視システムからのアラートを自動電話通知する「急コール」と組み合わせることで、「住民・保護者からの着信対応」と「防災アラートの即時通知」の両面をカバーする、包括的な自治体・教育機関の電話DXが実現します。

転送録は無料トライアルも可能です。学校向けには「時間外電話対応ゼロ」プランもご用意しています。まずはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ先:株式会社ワイドテック
電話:03-5829-4886(平日 9:30~17:30)
お問い合わせフォーム:https://www.10so6.com/inquiryform
学校向け「時間外電話対応ゼロ」プラン:https://www.10so6.com/work_style_reform

※本記事の内容は公開日時点の情報に基づいています

※転送録と急コールは、株式会社ワイドテックが開発・提供するクラウド型電話ソリューションです


よくある質問(FAQ)

自治体の固定電話からスマートフォンに転送できますか?

はい。転送録はNTTボイスワープ等の各キャリア転送サービスと連携し、Webの専用画面から固定電話への着信を、職員のスマートフォンや携帯電話に転送の指示をすることができます。
また、あらかじめ切替予定をスケジュールすることで自動での転送先切替や、転送先が足りない場合にも、転送先増設サービスを組み合わせることで、10件以上の転送先設定にも対応が可能です。

教育委員会として、管轄する全学校の転送設定を一括管理できますか?

はい。「電話転送切替(大規模)」を利用すれば、複数校の転送設定をひとつの管理画面から一括で設定・変更できます。各学校が個別に電話転送の設定を行う必要がなくなり、学校現場の事務負担を軽減できます。また、教育委員会側でも管轄校への運用指示・問い合わせ対応の手間が減り、市内全域の電話対応を統一的にコントロールできます。

災害発生時に緊急で転送先を変更できますか?

はい。転送録はWeb画面からボタン1つで転送設定を変更できます。災害時に一斉呼出転送に切り替え、防災担当者全員を同時に呼び出すといった運用が可能です。
※災害の規模や通信環境、利用サービスによっては、一時的にサービスをご利用いただけない場合があります。BCP策定の際は冗長化された連絡手段の併用をご検討ください。

学校の古い電話設備でも導入できますか?

はい。転送録はクラウドサービスのため、専用機器の購入や設置工事は不要です。既存のNTTボイスワープ等を利用している環境であれば、学校の設備が古くても問題なく導入できます。実際に導入した教育委員会様からも「古い学校設備でも利用可能」と評価をいただいています。

防災アラートの電話通知にも対応できますか?

防災設備やインフラ監視システムからのアラートメールを自動で電話通知するには、姉妹サービス「急コール」が最適です。転送録は「着信電話の転送・振り分け」、急コールは「メールをトリガーとした電話の自動発信」と、それぞれ異なる課題を解決します。両方を併用することで、自治体の電話課題を包括的にカバーできます。


TOP > コラム > 工夫次第で時間外対応を軽減!
教員の働き方改革に役立つ電話サービスとそのポイント

工夫次第で時間外対応を軽減!
教員の働き方改革に役立つ電話サービスとそのポイント

公開日:2020/03/30   更新日:2023/06/19

働き方改革の実現に向けて、多くの企業で課題となっているのが業務効率化です。なかでも教員が働く学校においては、業務の性質上なかなか大胆な改革に踏み切れないでいるところも多いようです。
働き方改革と聞くと、単純に「残業時間の抑制」や「育児休暇取得の推進」といった項目を挙げ、肝心の業務量や業務プロセスの改善に着手しないまま推し進めようとする企業もあります。しかし、工夫次第で学校においても時間外対応を軽減することは可能であり、少しずつでも教職員が働きやすい環境に移行させていくことが重要です。
今回は教員の働き方改革に役立つ有効な電話サービスをご紹介します。

1. 教員の働き方改革の必要性

はじめに、学校などの教育現場において、教員がどのような労働環境に置かれているのかを確認しましょう。

通信教育や出版を手掛けるベネッセの調査によると、小学校・中学校・高校いずれの教員も、平均11時間30分以上にわたって校内で何らかの業務を行っていることが分かりました。そもそも教員の仕事は児童生徒に授業を行うのはもちろん、授業の準備、テストの採点など多岐にわたります。さらに部活動の顧問や教職員会議などに追われる日も多く、長時間労働につながるさまざまなポイントがあるのが現状です。

ベネッセが同様に行ったアンケートのなかには「教員の満足度」という項目もありました。やりがいや学習指導の内容などに関しては50%以上の教員が「満足している」と回答しているのに対し、仕事と私生活のバランスに関しては30%程度の低い数値を記録しています。

特に数値の低い中学校の教員について見てみると、教員の年齢が若ければ若いほど満足度が低い傾向にあることが分かりました。なかでも26~30歳の中学校教員の場合は70%以上が「あまり満足していない」または「まったく満足していない」と回答。つまり過酷な教員の労働環境を改善していかなければ、若手教員が減り学校教育現場が崩壊する危険性すらあるのです。

※引用元
教員の勤務実態と意識|ベネッセ


2. 全国の教育委員会が実際に取り組む働き方改革とは

文部科学省は、学校における働き改革の取り組みを進めるにあたり、教員の勤務実態調査を行っています。

令和元年度の「学校の働き方改革のための取組状況調査結果」では47都道府県にアンケート調査。職員の勤務時間に相当する「在校等時間」の把握方法の約7割が「ICカード、タイムカード、パソコンの使用時間の記録などによる客観的な方法で把握している」と回答しました。

また、教員の長時間勤務を解決する取り組みとして、外部から部活動の指導を請け負う顧問を派遣するといった方法も注目されています。

そして、上記2つに続いて職員の働き方改革に効果が大きいと考えられる取り組みとして、「留守番電話の設置やメールによる連絡対応の体制整備」があります。これは時間外業務の削減に直接的に影響が大きいとして多くの教育委員会が実施しています。都道府県での実施率は44.7%ですが、市区町村では24.9%と検討中または取り組んでいないところもあるようです。

もちろん長時間労働の原因は電話応対以外にも存在しますし、どのような取り組みが効果を発揮するかは学校ごとの電話応対の頻度によっても異なります。もし電話応対の体制を見直すことで時間外対応の軽減につながるようであれば、ぜひ検討すべきでしょう。


3. 電話応対の負担を減らすうえで重要なポイント

学校における電話連絡の時間外対応を軽減するためには、学校と保護者との連携はもちろん、教育委員会や児童相談所、場合によっては民間の警備会社などとも連携する必要があります。

まず大前提として、学校側が電話連絡を受けられる時間を明確化し、保護者へ周知することがもっとも重要です。例えば「朝は8時30分以降」「夜は19時まで」といったようにあらかじめ時間を設定・周知すれば、保護者にとっても相談しやすい環境が構築できるでしょう。

万が一緊急を要する連絡が必要な場合は、教育委員会や児童相談所、警備会社などへ電話を転送できるように設定すれば、トラブルを未然に防ぐこともできます。

新潟市の連絡対応の事例

新潟市内では、勤務時間外の電話応対については時間を区切った対応ルールを統一して実施しています。

平日の朝 7:45~(ただし教職員が出勤している場合に限る)
平日の夕方 幼稚園、小学校、特別支援学校は18:00まで
中学校、中等教育学校、高等学校は19:00まで
休日・祝日 教職員が在校していたとしても、原則電話応対は行わない
長期休業中 勤務時間内のみ(16:45まで)

休日や夜間の緊急連絡は、学校と情報共有が必要と警察が判断した場合、教育委員会や学校へ連絡がいくようになっています。


4. 教員の働き方改革に役立つ「転送録」

教員の時間外勤務を削減し、効率的な働き方改革を支援するためには、留守番電話や転送電話も導入しましょう。

なかでも導入をおすすめしたいのが、ワイドテックのクラウド型多機能電話転送サービス「転送録」の電話転送切替サービスです。このシステムを導入することで、「夜7時から翌朝8時までは◯◯へ転送」といったような切替も自動化できるため、従来のような面倒な切替設定の手間がありません。

また、保護者からの電話応対に欠かせない自動音声受付サービスにも対応。音声ガイダンスを流して転送したり、音声ガイダンス開始/停止をWeb画面から設定することができ、架電結果をメールでお知らせしたり、履歴をWeb画面で確認することも可能です。

自動音声受付サービスの機能は3つあります。

  • ①音声ガイダンスを流せる
  • ②指定の電話番号に転送できる
  • ③メッセージを預かる機能(留守電機能)
  • ※①②③は組み合せて利用可能です。

5. まとめ

「転送録」では高度な転送機能を手頃な価格で提供しており、教員の働き方改革に役立ちます。多くの教員の頭を悩ませる電話応対は、システム化や保護者・教育委員会などからの協力も得つつ解決する必要があります。

「電話応対が減ったくらいでは、劇的な労働環境改善は叶わない」と考える人も多いかもしれません。しかし教員自身が少しでも「業務量が減った」と実感できれば、さらにその次の業務効率化にも、意欲的に取り組めるようになるでしょう。

まずはできることから着実に実行していくためにも、身近な問題から業務効率化をはじめませんか? 教育現場で働く教員の長時間労働を是正する施策として、「転送録」の導入をおすすめします。

※参考
学校の働き方改革のための取組状況調査結果概要|文部科学省

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児童相談所で働く児童福祉司の課題

問い合わせ急増も人手不足!
児童相談所で働く児童福祉司の課題

公開日:2019/09/09   更新日:2026/02/27

児童虐待が大きな社会問題になり、児童相談所への通報や問い合わせが激増している反面、児童福祉司の数が不足しています。夜間や土日の緊急電話をとりこぼすことなく、児童相談所で働く職員の負担を軽減することができる、電話転送サービスのメリットを紹介します。

1. 緊急時には夜間対応も行う児童福祉司という仕事

東京都目黒区で5歳の女の子が虐待死した事件が社会問題になっています。児童相談所に寄せられる虐待に関する相談件数は、2000年から2010年までの10年で4倍になり、年々増加しています。児童相談所が2016年に児童虐待に対応した件数は、12万件と過去最多でした。政府は児童虐待防止の緊急対策をまとめ、法改正も行っています。

児童虐待を防止する意識が高まり、児童相談所への通告や問い合わせの電話が急増する中、とくに大阪、東京、神奈川、埼玉といった都市部の児童相談所は、週末や夜間も電話が鳴りやまない状況です。

児童相談所では、児童福祉司が子供や保護者からの相談に対応しています。児童福祉司とは児童相談所に置かなければいけない職員のことです。家庭環境に問題がある児童や保護者の相談に乗る他、虐待を受けている児童の一時保護など虐待事案にも対応を行います。


2. 児童相談所が抱える人手不足と電話対応の課題

厚生労働省のデータによると、児童相談所における虐待の相談件数が13万3778件に対し、配置されている児童福祉司の数は3235人です。現行の配置基準である「人口4万人につき1人」の基準をクリアしているのは、児童相談所を設置している69の自治体のうち、わずか19の自治体のみです。

児童福祉司1人当たりの児童虐待の相談対応件数は、全国平均で40件ほど。中には1人の児童福祉司が、100件もの虐待案件を抱えているような児童相談所もあります。1人の児童福祉司が現実的に対応できるのは、数人から数十人が限界といえるでしょう。

子供の虐待防止に対する意識が高まっている社会背景の一方で、相談に対応する児童福祉司の数が圧倒的に不足しています。児童相談所にかかってくる電話の一次対応をしている児童福祉司は、勤務時間外で自宅にいる時も、ケータイで緊急電話に対応する必要があります。虐待の通告だけでなく、警察からの緊急通報、保護した親からのクレームや相談電話も、ひっきりなしにかかってきます。土日や夜間も緊急出勤して対応しなければならないケースもあり、長時間のサービス残業は、職員の疲弊に直結する一因にもなっています。


3. 「転送録」で児童や保護者のSOSの声を確実につなぐ

児童や保護者からの緊急電話を確実につなぎ、児童相談所の職員の負担を軽減する方法として、電話転送切替の多機能化ソリューション「転送録」を活用することをおすすめします。

児童相談所の電話を転送電話で連携させれば、すぐに相談したくて電話をかけてきた児童や保護者を待たせることがなくなります。呼び出し時間をWebで簡単に設定できる「転送録」なら、児相所員や児童福祉司の負担を軽減し、電話対応の効率を高めることが可能です。

児童相談所の代表電話がNTTのボイスワープなどと契約していれば、転送録の「一斉呼出転送サービス」「順次転送サービス」を活用することができます。「一斉呼出転送サービス」は、児童福祉司や児童相談所職員「全員」のケータイ番号に、一斉コールして呼び出します。最初に電話に出た人が対応して、「できるだけお待たせしない対応」を実現することができます。一斉呼出の転送先が全員電話に出られなかったり、発信者が電話を切ったりした時は、発信番号をメールで通知し、折り返し電話することも可能です。

「順次転送サービス」は、かかってきた電話を優先順位が高い順に転送することができます。AさんがつながらなかったらBさん、BさんがつながらなかったらCさんと、大切な電話をとりこぼすことがありません。優先順位の変更も、Webで簡単に設定できます。当番制で問い合わせ対応を行う現場での運用に最適です。

また「全国交通ダイヤル」等のサービスと「転送録」を組み合わせて運用することで、緊急電話に素早く、柔軟に対応することも可能です。児童や保護者のSOSの声を児童相談所へつなぐ唯一の手段は、問い合わせ電話です。緊急電話を児童福祉司に確実につなげつつも、児童相談所職員の負担を軽減することのできる、「転送録」の活用を検討してみませんか?

TOP > コラム > 【災害時にも対応】
学校・教育機関の緊急連絡を効率化する電話転送サービス

【災害時にも対応】
学校・教育機関の緊急連絡を効率化する電話転送サービス

公開日:2019/08/26   更新日:2022/12/21

日本は世界的に見ても、類を見ない地震大国です。地震や津波による被害は、東日本大震災の例を見れば、その恐ろしさが理解できます。最近では、6月に山形県沖を震源とする地震が起き、新潟県村上市で震度6強を観測し、149棟が一部破損の被害を受けました。

災害や事故が発生した緊急時は、電話回線が混乱してしまい連絡網が機能しないケースが想定されます。緊急時に学校と教育委員会、災害対策事務局など関係各局との連絡をスムーズに取れる体制を準備しておくことが求められます。災害時の安否確認や学校教育活動の早期再開のためにも重要なBCP対策、転送電話を活用した連絡体制についてご紹介します。

1. 教育現場におけるBCP対策とは

地震など大きな災害が発生した際に迅速に行動するためにも、事前に防災マニュアルの作成、または見直しが必要です。特に学校の場合は、児童生徒と教職員を避難させるための安全確保、避難所や災害対策本部の設置と運営、関係各所への連絡体制の整備など高度な対応が求められます。

防災マニュアルは、学校の教職員が中核になって作成されます。対策本部の組織、災害発生時の対応フロー、避難所の指定などを策定しますが、災害発生後に教育活動を早期に再開するために重要とされているのが、「情報・連絡体制の整備」です。早期再開のためには地域学校安全委員会、学校保健委員会、学校支援地域本部などの地域組織、教育委員会との連携により準備計画を進めなくてはいけません。

そこで参考になるのが、事業を早急に復旧させるために計画するBCP対策です。BCP対策とは、企業が自然災害や事故など緊急事態に見舞われた場合に、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために取る方法・手段を決めておく計画のことです。厚生労働省もBCPの策定を推奨していますが、被災を想定したBCP対策を行っている学校、教育施設は他業種と比較しても割合が低いという状況です。


2. 情報・連絡体制の整備はどのタイミングに必要になる?

情報・連絡体制の整備が必要となるのは、どのタイミングでしょうか?

学校における地震防災のフローチャートでは、「事前~発生時~事後」という3段階の危機管理が定められており、防災マニュアルはこの3段階を踏まえて作成されます。

発災後の、「事後の危機管理」段階で学校は対策本部を設置、避難所の開設・運営を担います。授業再開に向けて教職員は、教育委員会や災害対策本部との連絡を取るために情報・連絡体制の整備を進めますが、固定電話などの通信手段が使えなくなることもあり、スムーズな連絡が難しい状況にあります。


3. 緊急時の代替手段「転送電話」

大規模災害時には、約90%以上の通信制限が行われることがあります(※総務省HPより)。このように、一時的な通信インフラのトラブルにも対応できる代替手段を準備しておくことが重要です。その有効な手段のひとつが「転送電話」です。インターネット回線を用いた転送電話であれば、通信規制を心配することはありません。


4. 災害時のリスクヘッジとして「転送録」が活躍する

災害時には、通信手段が制限され、情報が錯そうして混乱することが予想されます。災害対策本部との連携を迅速に行うためには、各学校ごとで通信インフラのリスクヘッジを図る必要があります。

「転送録」の順次転送サービスなら、登録した複数の電話番号へ優先順位に従って転送します。1番目の連絡先が通話中や不在で出なかった場合、次の番号に転送します。通常、電話転送を設定するには、ボイスワープなど各キャリアの転送センターに電話をかけて手動で番号を登録する必要があり、非常に手間がかかります。しかし、「転送録」はWeb画面で簡単に設定が可能で、転送先の電話番号変更や、優先順位の変更も行えます。

また、一斉呼出転送サービスでは最大10件の転送先電話を同時に鳴らすことができます。事前に教育委員会や災害対策本部の担当者の電話番号を登録しておけば、電話帳から探してかける手間が省けます。

インターネット回線を用いて一斉に呼び出しをする「転送録」なら、災害時にもスムーズに安否確認を取ることができます。効率的な情報・連絡体制を実現する電話転送サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

TOP > コラム > どこから改善すべき?学校・教育機関に求められる働き方改革!

どこから改善すべき?学校・教育機関に求められる働き方改革!

公開日:2019/07/12   更新日:2026/02/27

長時間労働を含め、教育現場の働き方が問題となっています。未来ある子供たちを育てる教員の働き方は大きく見直す時期にきていると言えるでしょう。文部科学省では学校の働き方改革を推進していますが、「何からはじめればいいのかわからない」と戸惑っている自治体や教育委員会も多いようです。

教育現場での働き方改革の一環として、土日祝日や夜間・早朝の電話対応に留守電を導入する学校も増えています。業務時間外の電話対応を電話転送で自動化することで、多忙な教員の残業時間を削減できます。教育現場の働き方改革の実践方法として、転送電話を活用する方法をご紹介します。

1. 学校と教員が直面する業務改善とは?

文部科学省が発表した教員勤務実態調査によると、公立小中学校教員の1日の平均勤務時間は11時間以上で、「ブラック職場」とも呼ばれています。中学校の教員の約6割が、過労死ラインとされる月80時間超の残業をしているのが実態です。

長時間労働が慢性化しているため、精神疾患などで休職している教員も増えています。公立校の教員のうち、年間5千人前後が精神疾患により病気で休職中というデータもあります※。

こうした教員の激務を緩和するため、文部科学省では2018年2月に学校の働き方改革に向けた動きが本格化しました。その内容の一部には、「時間外勤務の削減に向けた業務改善方針・計画を策定すること」があります。民間企業だけではなく、教育機関にも「働き方改革」が必要です。教員の残業時間を削減するには、学校運営の見直しによる業務改善の推進が目下の課題です。

厚生労働省が公表した「全国の小中高で働く教職員の勤務実態調査」で、最も多かった残業の理由は「業務量が多い」で、次に多かったのが「予定外の業務が突発的に発生」でした。これには、業務時間外にかかってくる保護者からの問い合わせ電話の対応なども含まれます。

自治体が取り組む教員の働き方改革には、学校現場における勤務時間を徹底管理するというポイントが重要です。中央教育審議会は “「学校における働き方改革に関わる緊急提言」について”の中で、校長及び教育委員会が勤務時間を意識した働き方を進めることの一つに「勤務時間外の問い合わせ対応のための留守番電話等の設備」を挙げています。

※引用元 精神疾患で休職の教員、2年ぶり5千人台 長時間労働一因:産経ニュース
https://www.sankei.com/life/news/181225/lif1812250042-n1.html


2. 電話転送の自動化が学校の働き方改革を支援!

勤務時間外の電話対応に留守番電話を設置したいという現場の声は実際に挙がっています。平成30年に広島市教育委員会が市立の学校教職員6,878人に対して行った「学校における働き方改革に係るアンケート」を実施したところ、以下のような回答がありました。

“全市一斉に留守番電話の設置を早急にお願いしたい。この電話対応がなくなると、時間外の仕事が相当量減る。”(中学校・校長)

“夜 20 時以降は、学校で電話を取るのではなくセンターのような場所で電話をとってもらえれば、随分と負担軽減になると思う。” (中学校・主幹教諭)

引用元:http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1545388667148/files/annketo.pdf

このような現場の声を受け、教員の働き方改善につながる「電話対応の自動化」には転送電話で対応するケースが増えてきました。全国の導入事例をご紹介します。

【京都府の事例】
京都府城陽市の小中15校では、2018年8月より業務時間外は自動音声で対応することになった。教員が生徒を引率する学校行事や気象災害時は、教員の対応時間を延長するなど、臨機応変に対応。京都府内の府立高校では、業務時間外は留守電にし、保護者からの欠席連絡にメールを使用しているところもある。

3. 学校現場の電話対応を自動化する「転送録」

教員の負担を軽減するため、業務時間外の電話転送を自動化するシステムを導入する学校が増えてきました。

例えば地震や台風などの気象災害発生時や運動会などの学校行事の際は、緊急の電話が職員室に殺到することがあります。こうしたケースでも、電話転送を活用すればスムーズに対応できます。転送録の「自動音声受付」サービスなら音声ガイダンスによる自動受付で、災害時に指定される特定の電話番号へ転送します。

「電話転送を活用する手段はわかったけど、職員室にある固定電話のボイスワープ設定を毎日手動で切り替わるのが面倒では」と思っていませんか? 転送録なら、“職員が出勤時に転送停止”“生徒の下校時に転送開始”といった毎日決まったスケジュールをパソコンで簡単に設定できます。毎日の電話転送設定の手間がなくなり、時間外の電話対応もスムーズに自動化することができます。

転送電話を導入することで残業時間を削減し、教員の業務負担を軽減します。学校運営を効率化して働き方改革を実現するためにも、転送電話を導入してはいかがでしょうか。

「転送録」を活用した学校の働き方改革プランはこちらをご参考ください。