自動分配転送

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オペレーターの稼働状況の
平準化を期待できます!

自動分配転送
(小規模・簡易コールセンター向け)

かかってきた電話を
“自動で・均等に”担当者へ振り分けます

自動分配転送
自動分配転送

自動分配転送とは?

「転送録」の自動分配転送は、最大10件の転送先の待機時間・通話回数を、システムがリアルタイムに解析し、適切な転送先へ自動で転送するサービスです。

オペレーターの稼働状況の平準化が期待できます。大がかりなCTI(Computer Telephony Integration)システムを導入するほどでもない、小規模・簡易なコールセンターや、季節イベントなど臨時で開設したコールセンターの生産性向上に大いに寄与できるサービスです。

コールセンターの状況を判定して転送

転送録の「自動分配転送」では、あらかじめ設定した条件(オペレーターの待機時間・通話回数等)に応じて稼働状況をリアルタイムに解析し、適切な転送先へ転送します。

以下の図は、自動分配基準を「待機時間=長い」「通話回数=少ない」で設定したケースです。

自動分配基準を「待機時間=長い」「通話回数=少ない」で設定したケース

※電話転送後の運用によって別の転送サービスもあります。

  • 自動分配不要で、複数の番号へ順次に(次々に・順々に)電話転送を行う・・・「順次転送
  • 自動分配不要で、複数の番号へ一斉に(同時に)電話転送を行う・・・「一斉呼出転送

ACD(着信呼自動分配装置)と自動分配転送の違い

着信呼自動分配装置(ACD: Automatic Call Distribution)とは、着信した電話を自動的に最も適切な受付担当者に割り当てる装置やソフトウェアのことです。

主にコールセンターやカスタマーサポートセンターで使用されており、入電の量を効率的に管理し、お客様の待ち時間を最小限に抑え、顧客満足度を向上させることを目的としている点が、転送録の自動分配転送と等しい点です

大規模コールセンターに向いているのがACD

ACDシステムは、発信者のニーズに基づいて最適なオペレーターに電話を繋ぐために、様々な条件の設定を行います。例えば、発信者がIVRシステムを介して入力した番号から判別できる問合せ内容や発信元の地理的な位置、電話の言語などの情報に基づいて割り当てが行われます。

ACDは、高い通話料を処理する必要がある大規模コールセンターの他、以下のようなケースに向いているシステムです。

  • 特定のスキルや知識が必要な問い合わせが多い(ACDのスキルベースルーティング機能で、特定のスキルセットを持つオペレーターに繋ぐ必要がある)
  • 多言語対応が必要なコールセンター
  • 複数のチャネル(電話、メール、チャットなど)からの問い合わせを一元管理したい場合
  • 通話内容の分析が必要な場合(お客様の声をプロダクトマーケティングに活かすなど)

内製・小規模のコールセンターに向いているのが「転送録」

転送録の「自動分配転送」は、着信する電話を事前に設定されたルールに基づき、自動的に最適な目的地(人物や部署など)に転送するシンプルなサービスです。

そのため、オペレーター稼働の平準化や業務効率向上は実現したいけれど、通話分析など電話対応の高度な管理を必要としない以下のようなケースで、自動分配転送はお役立ていただけます。

  • 社内設置のコールセンター・・・お問い合わせ窓口やカスタマーサポートなど、内製・小規模のもの
  • 期間限定のコールセンター・・・年末や年度末など、特定期間に問合せが集中するもの

ご利用中の固定電話番号が使えます

自動分配転送では、現在ご利用になっている0AB-J番号(市外局番を持つ固定電話番号、東京「03」大阪「06」など)をご使用いただけます

その場合には、0AB-J番号のキャリア(NTT東西などの通信事業者)が提供する転送サービス(「ボイスワープ」等)をご契約の上、転送録の050番号へ転送する設定をお願いします。

自動分配転送

内製・小規模コールセンターの課題

リソースに限界がある

×

小規模ながらも、顧客からの多様な要望に応えるためには、限られたスタッフで多くの業務をこなさなければなりません。これは、スタッフの時間外労働を起こすリスクに加え、サービスの質低下による顧客満足度の低下も招く恐れがあります。

リソースに限界がある
リソースに限界がある

⚪︎

自動分配転送の導入で、ピークタイムや繁忙期であってもオペレーターの稼働状況を平準化しながら、電話対応の効率化が期待できます。特定の月や時期だけに問合せが集中する場合でも、「転送録」はクラウドサービスなので開始・停止をスピーディに行うことができます

コストや知識面での制約

×

最新のコールセンター技術やソフトウェアを導入するための予算が限られているため、顧客対応の効率化や自動化が遅れがちになります。また、システム障害や技術的な問題に迅速に対応するための専門知識をスタッフのトレーニングする時間にも制約があります。

コストや知識面での制約
コストや知識面での制約

⚪︎

自動分配転送はインターネットを介して利用するクラウドサービスのため、専用設備の購入や工事が不要。手頃な月額基本料で利用ができるため、コスト面での負担は軽く導入できます。また、設定の変更はWebの管理画面から簡単に行うことができ、スタッフに対して特別なトレーニングは不要です。

自動分配転送の活用シーン

待機時間・通話回数をシステムがリアルタイムに判断し、適切な転送先へ電話転送をおこなう「自動分配転送」は、内製・小規模のコールセンターで特にご活用いただけます。

小規模な
eコマース事業者

商品の注文や配送に関する顧客からの
問い合わせを効率的に取り扱います。

例)

  • ネット販売専門の小売業店
  • ・電話を限られたスタッフで顧客サポートを対応。
    対応時間の平準化でスタッフの作業効率を向上

予約や
配達の受付

予約受付、配達に関する問い合わせなど
ピークタイムに集中する電話を効率的に取り扱います。

例)

  • ローカルな飲食店チェーン
  • ・配達サービスを提供する飲食店で、
    ランチやディナーのピークタイムの保留時間短縮によって
    お客様満足度を向上

中小企業の
ITサポートデスク

社内または小規模なB2B顧客からのIT関連の問い合わせや
トラブルシューティングに対応します。

例)

  • ソフトウェアのサポート窓口
  • ・1回あたりの通話時間が長くなるサポート窓口で
    業務不均衡の課題を解決

小規模な
eコマース事業者

商品の注文や配送に関する顧客から
の問い合わせを効率的に取り扱います。

例)

  • ネット販売専門の小売業店
  • ・電話を限られたスタッフで顧客サポートを対応。
    対応時間の平準化でスタッフの作業効率を向上
小規模なeコマース事業者

予約や配達の受付

予約受付、配達に関する問い合わせなどピークタイムに
集中する電話を効率的に取り扱います。

例)

  • ローカルな飲食店チェーン
  • ・配達サービスを提供する飲食店で、
    ランチやディナーのピークタイムの保留時間短縮によって
    お客様満足度を向上
予約や配達の受付

中小企業の
ITサポートデスク

社内または小規模なB2B顧客からの
IT関連の問い合わせやトラブルシューティングに対応します。

例)

  • ソフトウェアのサポート窓口
  • ・1回あたりの通話時間が長くなるサポート窓口で
    業務不均衡の課題を解決
中小企業のITサポートデスク

自動分配転送の機能

標準の機能

転送録の「自動分配転送」は、待機時間・通話回数をシステムが判断し、適切な転送先へ転送するサービスです。主な標準の機能をご紹介します。

機能名 機能説明
条件を指定して分配 自動分配の基準は、以下から選択できます。
・通話回数
・待機時間
・通話回数と待機時間の両方
転送先設定(最大10件) 転送先の設定は、最大10件登録でき、Web設定画面からいつでも設定・変更できます。
処理履歴の管理 転送開始時刻や通話結果などが記録され、Web画面から確認ができます。
1番号への呼出時間(秒)設定 1番号への呼出時間(秒)を設定できます。
電話番号非通知対応 電話番号非通知の場合、着信を拒否することが可能です。拒否の場合は、「番号を通知しておかけ直しください」という音声案内の後切断されます。
発信者番号の通知 通話終了時に発信者の番号をメールで通知します。
通知する条件は、以下の両方、あるいはいずれかを指定できます。
・通話成立時
・通話不成立時(転送先が不在、発信者切断など)
呼出音設定 呼出音に、通常のリング音または「転送録」独自の保留音を選択できます。
着信許可/拒否設定 着信できる番号や拒否する番号を、それぞれ最大50番号まで設定できます。
転送開始/停止設定 転送の開始・停止をWeb画面で設定できます。転送停止中は時間外ガイダンスを流すことも可能です。
転送停止時の動作は、ガイダンスを流さずそのまま切断、「営業時間外」「季節休暇」「臨時休業」の3つのガイダンスのいずれかを流すの4種類からお選びいただけます。
時間外ガイダンス設定(自動切替) 転送の開始・停止を自動で切り替えることができます。
時間外ガイダンス自動切替画面で、転送開始/停止を切り替える日時を指定すると、システムが自動で転送開始/停止を切り替えます。
転送停止時には時間外ガイダンスの設定も可能です。

オプションの機能

オプションの機能は、お申し込み後に追加することもできます。料金はこちら「ご利用料金」からご確認ください。

機能名 機能説明
同時通話数の追加 同時に通話できる件数を1件追加します。

転送に関する注意事項

以下のケースでは転送が終了し着信が切断されますので、ご注意ください。

  • 転送先の電話機が、留守番電話機能(簡易留守録含む)を利用している場合、留守番電話につながるとそこで通話成立となり、転送されません。
  • 全ての転送先が応答しなかった時…「ただいま電話に出ることができません。しばらく経ってからおかけ直しください」という音声案内の後、発信者との通話が切断されます。

ご利用条件

  • 当社の用意する着信専用回線(050番号、または0120番号)にかかってきた電話をご登録いただいた複数の電話番号へ、転送条件に伴い転送を行います
  • 着信専用回線の電話番号の局番や、下4桁番号等の指定はできません
  • お客様が現在ご契約中の050番号を、本サービスに適用することはできません
  • 転送先に表示される番号は「当社サービスのご利用番号(「050番号」等)」となります。発信元の電話番号は、お客様画面内からご確認いただく他、メール通知機能(無料)やSMS配信機能のご利用でご確認いただけます。

ご本人確認および審査について

専用電話番号をお貸しするサービスに関しては、お客様からの身分証明書の確認が法律で義務化されました。詳細はこちらのページ「ご本人確認(身分証明書の提出)について」をご参照ください。

審査の過程で以下に該当する場合など、当社独自の判断でご契約をお断りする場合がございます。

  • 暴力団員、暴力団関係者等に係るもの
  • 風俗系のサービス等に該当すると判断した場合
  • 犯罪への利用、または犯罪と関連する利用方法とみなされる場合
  • その他不正なご利用方法と判断される場合

詳細はご利用規約をご参照ください。

ご利用料金

(税別)

基本料金 3,000円/1契約番号(050番号)
3,800円/1契約番号(0120番号)
サービス利用料金 転送先との通話料
一般固定電話:3分8.0円 携帯電話:1分15.9円

ご利用料金の計算方法、月々のお支払いについて等、以下のページで詳細をご案内しています。
>「転送録」ご利用料金